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“カタブツのおっさん”が新たな疑問や難題に向き合う映画『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』がいよいよ劇場公開!

2025年7月1日

©練馬ジム | LINE マンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会

 

昭和堅気の中年サラリーマンが、ゲイの青年と出会ったことで、価値観をアップデートしていく様をコメディタッチで描く映画『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』が7月4日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

ゲイの大学生である大地との出会いをきっかけに、間違いだらけだった自分の考えをアップデートしはじめた沖田誠。家族もそれぞれの「好き」を変わらず謳歌し、沖田家にようやく平穏な日常が訪れたかに見えた。しかしそんな矢先、アップデート前の誠からパワハラとも言える扱いを受けていた元部下の佐藤が、誠の取引先相手として現れる。一方、大地はパートナーの円と遠距離で暮らすことになり、彼に会えない寂しさや不安を募らせていく。

 

本作は、練馬ジムさん原作のコミックをもとに、世間の古い常識や偏見で凝り固まった昭和世代の男性が新しい常識に出会い、価値観をアップデートしていく姿を描いた2024年放送のテレビドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」を、オリジナルストーリーで映画化。キャストには主人公の誠役を原田泰造さん、大地役の中島颯太さん(FANTASTICS)、誠の妻である美香役を富田靖子さん、息子の翔役を城桧吏さん、娘の萌役を大原梓さんらドラマ版でおなじみのメンバーに加え、曽田陵介さん、トータス松本さん、池田朱那さん、山崎紘菜さん、鳥居みゆきさん、赤ペン瀧川さんらバラエティ豊かな顔ぶれがそろった。ウルフルズが主題歌と挿入歌を担当している。

 

©練馬ジム | LINE マンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会

 

映画『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』は、7月4日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

”昭和”な価値観をアップデートさせることを題材にした数々のドラマが話題になってきた昨今。テレビドラマでは1クールの中で登場人物がどれだけ変化していったか、といったことに注目が集まる。それは、悪しき価値観を最初に見せつけられてしまうことにもなるので、思い当たることだと気づく人がいれば、トラウマを抱えてしまうことにもなりかねない。その紙一重の表現の先にあるブラッシュアップを描くことが意義があることだ。本作の場合、主人公の沖田誠は1クールのストーリーを通じて、今の時代に適用するようになってきたが、完全にフィットした人間に容易になれるものではない。過去にしてしまった自身の言動が、思わぬところに影響を与えていたことなど気づけないものだ。コミュニケーションの壁が築かれてしまったなら、それを壊すのは容易なことではない。そこで、アップデートされた誠が如何にして真摯な姿勢を以て対峙していくのか、が本作の見所である。そこでは、アップデートを超えたコミュニケーションの本質的な部分について描いており、我に返って考えてしまう方も中にはいるのではないだろうか。その先にこそ、誰もが生きやすい”優しい”時代が訪れるのだろう。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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