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犯罪と暴力がはびこる米ニューヨークのハーレムで、市民の命と向き合う救命士の姿を描く『アスファルト・シティ』がいよいよ劇場公開!

2025年6月24日

©2023 BF MOVIE LLC. All Rights Reserved.

 

ニューヨークを舞台に、新人救急救命隊員らが緊迫した医療現場で苦悩する様を描く『アスファルト・シティ』が6月27日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『アスファルト・シティ』は、ニューヨーク・ハーレムの救急医療現場の知られざるリアルに迫ったスリラー映画。犯罪と暴力が横行する混沌の街ハーレム。医学部入学を目指し勉学に励むクロスは、その一方で新人救急救命隊員として働きはじめる。腕利きのベテラン隊員ラットとバディを組んだ彼は厳しい実地指導を受けるが、様々な犯罪や薬物中毒、移民やホームレスの終わりなき問題に直面し、自分の無力さに打ちのめされてしまう。そんな中、自宅で早産した女性からの要請で出動するが、新生児への処置をめぐり、クロスとラットの人生は大きく狂いはじめる。

 

本作では、ベテラン隊員ラットを『ミスティック・リバー』等のオスカー俳優ショーン・ペン、新人隊員クロスを『レディ・プレイヤー1」のタイ・シェリダンが演じ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのキャサリン・ウォーターストン、『ラストデイズ』のマイケル・ピット、元プロボクサーのマイク・タイソンが共演。ジャン=ステファーヌ・ソベール監督が、元救急救命士の経験を持つ作家シャノン・バークによる実話に基づく小説を映画化。過酷な救急医療現場で繰り広げられる生と死の極限のやり取りを描き出した。2023年の第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された作品である。

 

©2023 BF MOVIE LLC. All Rights Reserved.

 

映画『アスファルト・シティ』は、6月27日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のkino cinema 心斎橋、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

救急救命隊員と聞くと、大変ながらも感謝されるようなお仕事だと思ってしまう。だが、とある国の救急救命隊員に密着したドキュメンタリー映画などを観てみると、歓迎されない現場はいくらでもあるようだ。本作の舞台は、犯罪と暴力が横行する混沌の街ハーレム。ギャングの抗争、ドラッグを巡る銃撃戦、オーバードーズ、DV、言語の通じない人々の争い…まさにカオスな現場に向かえば、快く迎えてくれることはなく、むしろ余計な圧力さえ受けてしまう。日本においても不条理な現場はあるだろうが、これほどまでに危険なレベルに達していることはないのではないか。そんな現場に飛び込んでしまった主人公は、医学部志望の青年。様々な”洗礼”を受けることになるが、良くも悪くもベテラン隊員とバディを組むことに。そこで、ハーレムの中で救急救命隊員として緩急を意識しながら、時に厳しく時に優しく柔軟に活動するスキルを身につけていく。だが、どうしても抗えない現実に直面した時、どのようなベテランでも迷ってしまうのが現実だろうか。過酷な現実を目の前にした時、限界を超えてしまったら、狂おしくなってしまうことに如何ともし難い気持ちを抱かざるを得ないだろう。最後に、現実の救急救命隊員に関するリアルを伝えられた時、このような現場がこれ以上のレベルにならないように願うしかなかった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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