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風変わりな男子高校生が送っていたマイペースな日常が、新たな出会いを通じて徐々に変化していく『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』が第20回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で世界初上映!

2025年3月17日

©「代々木ジョニーの憂鬱な放課後」製作委員会

 

風変わりな男子高校生が送っていたマイペースな日常が、新たな出会いを通じて徐々に変化していく姿を描く『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』が第20回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で世界初上映された。

 

映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』…

少し変わった高校生の代々木ジョニーは、気の強い今カノを怒らせてしまったり、スカッシュ部のクセ強なメンバーたちと部室でずっとしゃべっていたり、引きこもり生活中の幼なじみに会ったりと、日々、マイペースな放課後を送っている。しかし、スカッシュ部が熱血新人部員の影響でちゃんと練習をするようになったり、近所の古本屋のバイトとして働いている、ワケありな女の子と出会ってひかれあったりするなど、ジョニーの日常は少しずつ変化していく。そんな中、スカッシュ部の団体戦の日が近づいてきて…

 

本作は、『違う惑星の変な恋人』『階段の先には踊り場がある』等の作品で注目を集める木村聡志監督が手がける青春群像劇。『グリーンバレット』(阪元裕吾監督)、『さよならエリュマントス』(大野大輔監督)に続き、ミスマガジン受賞者が出演する映画を製作するプロジェクトで生まれた作品で、「ミスマガジン2023」受賞者の今森茉耶さん、松田実桜さん、西尾希美さん、一ノ瀬瑠菜さん、加藤綾乃さん、吉井しえるさんがメインキャストとして出演。主人公の代々木ジョニー役は、BE:FIRST等の人気グループを擁する音楽プロダクションBMSGに所属する新星の日穏(KANON)さんが務め、映画初出演で初主演を飾った。瑚々さん、根矢涼香さん、前田旺志郎さん、安藤聖さん、マキタスポーツさんら個性的なキャストが共演し、平井亜門さん、綱啓永さん、中島歩さんが木村監督の過去作で演じたキャラクターでゲスト出演する。

 

©「代々木ジョニーの憂鬱な放課後」製作委員会

 

映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』は、3月19日15:50よりテアトル梅田でも上映。そして、10月24日(金)より全国の劇場で公開予定。

独特のセンスがある会話劇でおもしろい作品を手掛けてきた木村聡志監督。本作においても、堂々巡りな会話を繰り広げながら、何処に行きつくのか分からない会話劇が冒頭から展開され、この独特のセンスにハマると笑いが止まらなくなってしまう。そんな会話劇の中での主人公が、天然で風変わりな男子高校生という設定は納得できる。スカッシュ部に関しても、活動実態のない部活であったにも関わらず、ひょんなことから、本当にスカッシュをすることになり、活動している部の数が少ないことから、いきなり関東大会に出場しているのも滑稽だ。関西ならいきなり近畿大会に出場する、ということですよね。また、バイト先で女性と出会い、改めて本気!?の恋に目覚めていく姿は、なんとも初々しい。意外なことで盛り上がったり、拍子抜けするようなプレゼントに喜んでくれたり、とそんな姿には羨ましくもなってしまう。主人公の前に現れる女性は皆個性的で、風変わりな男子高校生にも惹かれる魅力が存分にあるんだよな、と納得できる。会話劇を折り重ねながら、最終的にこのストーリーテリングは何処に至ってしまうのか。最後まで存分に楽しんでみてはいかがだろうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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