ギャグ連発でロマンスもスポ根もホラーも全部のせコメディ『ムエタイ・ハッスル』が第20回大阪アジアン映画祭のタイ・シネマ・カレイドスコープ2025で日本初上映!

ギャグ連発でロマンスもスポ根もホラーも全部のせなムエタイ・コメディ『ムエタイ・ハッスル』が第20回大阪アジアン映画祭のタイ・シネマ・カレイドスコープ2025で日本初上映された。
映画『ムエタイ・ハッスル』…
落ちぶれ気味のムエタイ選手は、よりによって親友の善意が仇となり試合に負けてしまう。再びリングに戻るため、伝説の3人のトレーナーを探し出し修行することを決意! 強烈なジョーク、伝説のパロディの連打が爽快なぶっ飛びコメディ!!
映画『ムエタイ・ハッスル』は、3月21日(金)10:00よりテアトル梅田でも上映。

『カンフー・ハッスル』へ最大限のリスペクトを込めているのか、いないのか。ことある毎にギャグを投げかけてくる本作。ピンチがやってくるとギャグによって押しのける、ラッキーな出来事があれば、突き落とされるような事態もギャグによって陥っていく。まさに、人間万事塞翁が馬の如く、立て続けに何かが起こっていき、観客を落ち着かせない。ストーリーの本筋としては、落ちこぼれのムエタイ選手が僧侶の教えに従い、ジムを見つけ特訓を受けながら因縁の相手に勝負に挑む、という分かりやすいもの。そして、キーとなるのはパンダ。幼い頃の災難の傍にはパンダがいたからこそ、彼のイマジナリーフレンドでもあった。とはいえ、イマジナリーフレンドはいつまでも存在しないもの。その先にこそ、ムエタイをモチーフにした映画ならではのブラザーフッドがあるんだか、ないんだか。最終的には、ぶっとんだキャラクターが登場し驚かせようとするが、果たしてコレが意図するものは…監督の趣味かどうか、いざ知らず。結局は、難しいことは考えずに存分に楽しめばいいエンターテインメント作品ではないだろうか。

- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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