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密入国した若者が闇組織に目を付けられ、逃げ込んだ九龍城砦で仲間と出会い命を懸けた戦いに挑む『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』がいよいよ劇場公開!

2025年1月13日

©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.

 

香港を舞台に、密入国した青年が闇組織に追われる中、友情を育んだ仲間と戦いに挑む『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』が1月17日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は、黒社会が覇権を争う九龍城砦で男たちが繰り広げる死闘を描き、香港で大ヒットを記録したアクション映画。1980年代、香港に密入国した青年チャンは、黒社会のルールを拒んで己の道を選んだために組織から目をつけられてしまう。追い詰められた彼は運命に導かれるように、黒社会に生きる者たちの野望が渦巻く九龍城砦に逃げ込み、そこで出会った3人の仲間たちと深い友情を育んでいく。しかし九龍城砦を巻き込む抗争は激化の一途をたどり、チャンたちはそれぞれの信念を胸に命をかけた戦いに身を投じる。

 

本作では、『SPL 狼たちの処刑台』のルイス・クーが主演を務め、サモ・ハン、アーロン・クォック、リッチー・レンら豪華キャストが集結。『ドラゴン×マッハ!』のソイ・チェン監督がメガホンをとり、5000万香港ドル(約9億円)をかけて制作した九龍城砦のセットで撮影。『るろうに剣心』シリーズの谷垣健治さんがアクション監督を務め、『イップ・マン』シリーズの川井憲次さんが音楽を手がけた。

 

©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.

 

映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は、1月17日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のT・ジョイ梅田、京都・七条のT・ジョイ京都、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。

これぞ香港映画!という楽しすぎる作品だ。舞台は1980年代、香港の九龍城砦。世界の果てのような禍々しい場所で、立体的な地形を駆け巡るサーカスのようなアクロバットな格闘から漫画のような超絶能力バトルまで、見たことのないアクションをずっと見せつけられていく。

 

この混沌としながらも、弱者を拒まず受け入れてはぐれ者たちが共存する九龍城には、実際に行ったことも見たこともない私ですら、どこか懐かしさを感じる。1990年代に無くなってしまった、その混沌とした魔窟のような場所を一目見てみたかった、という憧憬を抱いてしまう。まして、観光などで現地を目の当たりにしたことのある方なら、スクリーンに蘇る九龍城砦の圧倒的な存在感には胸が熱くなるはずだ。1980年代の香港の文化を愛し、この30~40年の間ずっと香港映画のことを好きであり続けた人々へのご褒美のようなノスタルジーに溢れている。

 

ちなみに、邦題では「トワイライト・ウォーリアーズ」となっているが、英題は「twilight of warriors」。文法的には、直訳すると「戦士たちの黄昏」という意味になるので、神々の黄昏で知られる北欧神話のラグナロクのように、格闘家たちが死にゆく結末を連想させる。或いはこのタイトルは、今はもうない九龍城へ捧げられた鎮魂歌でもあるのだろうか。

 

本作に不満な点は一切ない。できれば年明け早々、お正月に観たかった!ということくらいだ。新年の高揚感が冷めないうちに、劇場の大スクリーンで観賞していただきたい。

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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