Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

“人目を気にせず、好きなように生きる”をモットーにする女性の恋と成長を描く『チャチャ』がいよいよ劇場公開!

2024年10月7日

©2024「チャチャ」製作委員会

 

人の目を気にすることなく自由気ままに生きる女性が、屋上で出会った正反対の人物に魅かれて、成長していく様を描く『チャチャ』が10月11日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『チャチャ』は、野良猫のような自由奔放さをもつ女性チャチャの恋と成長を描いた風変わりなラブストーリー。デザイン事務所に勤めるイラストレーターのチャチャは、自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、人目を気にせず好きなように生きることをモットーにしていた。ある日、樂という青年と出会った彼女は、ミステリアスな彼に興味を抱く。それぞれ好きなものは正反対ながらも、「2人いたらちょうどいい」と樂にひかれていくチャチャ。ところがある日、チャチャが樂の部屋であるものを目にしたことから、事態は不穏な方向へと突き進んでいく。

 

本作では、『サマーフィルムにのって』の伊藤万理華さんが主演を務め、チャチャが思いを寄せる青年の樂を中川大志さん、チャチャの同僚である凛を藤間爽子さん、物語の鍵を握る謎の男である護を塩野瑛久さん、護の恋人であるピオニーをステファニー・アリアンが演じた。『美しい彼 eternal』『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の酒井麻衣さんが監督・脚本を手がけ、『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允さんが脚本協力した。

 

©2024「チャチャ」製作委員会

 

映画『チャチャ』は、10月11日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

ステレオタイプな「ヒロイン」像から抜け出し、生身の人間を細やかに描く「(not)HEROINE movies」シリーズの新作である本作。登場人物それぞれのモノローグを用いて、各キャラクターの素直さを表現しながら、それらが絡まり合うことで予想外の展開が待ち受けている群像劇でもある。特に不思議な魅力を放つのが主人公のチャチャ。自らが魅力を感じたモノやヒトに対しては真正面から飛び込んでしまい、周囲を混乱させてしまうが、なんだかんだで良き影響を与えてしまう!?そんなチャーミングなキャラクターを生み出したのは、酒井麻衣監督。情景描写にあたっては、各キャラクターの繊細な感情をファンタジックな映像を以て表現している手法が素晴らしく、本作においても観客は作品の世界観に没入してしまう。今作においては、危ういキャラクターまでもが登場してしまうが、ギリギリ大丈夫(でもないか!?)なところで各々の目的を果たしていく。作品を観始めた頃には、最終的にはこんな展開が待ち受けているとは思わなかったが、この危うささえも魅力として受け入れてしまう酒井監督の手腕には驚くばかり。どのような規模の作品となっても、監督の作家性は全くブレないと信じさせてくれる作品だ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts