マッチングアプリで出会った男女の“一生に一度の選択”を描く恋愛ミステリー『傲慢と善良』がいよいよ劇場公開！

2024年9月23日

マッチングアプリで出会った女性と婚約をした男性が、婚約直後に姿を消した彼女の過去と嘘を知っていく『傲慢と善良』が９月２７日（金）より全国の劇場で公開される。

これまで仕事も恋愛も順調だった西澤架は、長年交際していた恋人にフラれたことをきっかけに、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く坂庭真実と付き合い始めたものの、１年経っても結婚に踏み切れずにいた。ある日、真実がストーカーに狙われていることを知った架は、彼女を守るためようやく婚約を決意するが、真実は突然姿を消してしまう。真実の行方を求めて彼女の両親や友人、同僚、過去の恋人を訪ね歩くうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知る。

本作は、直木賞作家の辻村深月さんが現代に生きる人々のリアルな恋愛観と価値観を描いたベストセラー小説を、藤ヶ谷太輔さんと奈緒さんの共演で映画化した恋愛ミステリー。婚活で交際を始めるも１年も将来を決めない“傲慢”な架を藤ヶ谷さん、親の敷いたレールの上で“善良”に生きてきた真実を奈緒さんが演じ、倉悠貴さん、桜庭ななみさん、菊池亜希子さん、前田美波里さんが共演。実写映画『ブルーピリオド』の萩原健太郎監督がメガホンをとり、『ホテルローヤル』の清水友佳子が脚本を手がけた。

映画『傲慢と善良』は、９月２７日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や七条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のＯＳシネマズミント神戸等で公開。

所謂、婚活の類をせずに結婚した者にとっては、現在はマッチングアプリを通じてこんな風にして交際に行きつくか、行きつかないものなのか…と興味津々になって観始めた本作。就職活動や転職活動のように様々な異性と出会っていくことは、冷静に考えてみると、何股もかけているの！？とヒイてしまったことがあるのだが、生涯を共にするのなら、相手をいくらでも見極める必要があるんだよな。…と主人公の行動を見ていくと、交際相手は突如として姿を消してしまう。そこで遭遇するのが、昔ながらの結婚相談所を運営している女性が登場。未だにこういった結婚相談所は存在しているんだよな、と捉えていたら、長年営んでいる方々は世の中の婚活を冷静に受けとめ分析しているのが興味深い。マッチングアプリというシステムによって左右される婚活、結婚相談所の人々による采配に左右されるお見合い…結婚に対して様々なビジネスが営まれ、それぞれに一長一短があるのだろう。未練がましい人に出くわしてしまうとストーカー等の犯罪に巻き込まれてしまう危険性もある。ビジネスを通じて異性と出会うことは傲慢なのか、最高の相性だと思えた相手は善良な人間であるはずなのか。性別を問わず、人間には表と裏があり、相手の本心を理解することは難しい。等身大の自分を見せられた時、相手との関係性を築くことができるのだろうか…と婚活をしたことがない者にとっても考えさせてくる一作であった。

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