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国境の雪山を舞台とするサバイバルスリラー『越境者たち』がいよいよ劇場公開!

2024年7月16日

©LES FILMS VELVET – BAXTER FILMS – BNP PARIBAS PICTURES – 2022

 

国境地帯にまたがる極寒のアルプスを舞台に、山小屋で静かに過ごしていた男性と、フランスへ亡命しようとする女性をさまざまな脅威が襲う『越境者たち』が7月19日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『越境者たち』は、極寒のアルプスを舞台に、大自然の脅威と不寛容な人間たちの狂気を描いたサスペンススリラー。イタリアの国境を越えたアルプスにある別荘の山小屋。妻を事故で亡くして失意の中にいたフランス人サミュエルは、娘を友人に預け、この山小屋で週末を静かに過ごそうと考えていた。その山小屋には、山を越えてフランス側にある難民施設へ亡命のため向かおうとしているアフガニスタン人女性チェレーが避難していた。翌朝、サミュエルはフランスに向かうチェレーを放っておけずに道案内を引き受ける。しかし、そんなふたりの前に立ちはだかるのは、雪山の脅威だけではなかった。

 

本作では、チェレー役は、イランからフランスに亡命後、『聖地には蜘蛛が巣を張る』で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミール・エブラヒミ。サミュエル役を『苦い涙』『理想郷』等のフランスの名優ドゥニ・メノーシェが務めた。監督は本作が長編デビュー作となるギョーム・レヌソン。

 

©LES FILMS VELVET – BAXTER FILMS – BNP PARIBAS PICTURES – 2022

 

映画『越境者たち』は、7月19日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や心斎橋のシネマート心斎橋や京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。また、神戸・新開地のCinema KOBEでも近日公開。

国境を彷徨うことになってしまう難民を描いた作品をよく観るようになった昨今の現在。本作では、軍人に振り回されるのではなく、過酷な”環境”に振り回されることになってしまった者について描いていく。今作の場合、難民施設へ亡命のため向かおうとしているアフガニスタン人女性を、イランからフランスに亡命し女優として活動しているーラ・アミール・エブラヒミが演じ、リアリティが伴っている。また、この女性の道案内を引き受けることになってしまった男性を『理想郷』で過酷な運命に巻き込まれてしまう役を担ったドゥニ・メノーシェが演じており、今回はどうなってしまうのか、とフィクションとはいえ気になって仕方がない。作品を観続けていくと、人間はいつの間にか不寛容になってしまい、心が狂気に支配されてしまうか、と憤りを感じずにはいられなかった。それは今まさに現実に起きている事件を凝縮しているようにも感じられてしまう。だが、生きるための執念が人間には備わっていることも伝えてくれる一作であった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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