Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

1990年代に実際に起きた10代の少年と30代女性のスキャンダルの真相を様々な角度から見つめる『メイ・ディセンバー ゆれる真実』がいよいよ劇場公開!

2024年7月9日

©2023. May December 2022 Investors LLC, ALL Rights Reserved.

 

1990年代に起きたメイ・ディセンバー事件の映画化のために、当事者の女性の取材に訪れた女優が、真相を求めて行動を共にするうちに取材がエスカレートしていく『メイ・ディセンバー ゆれる真実』が7月12日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『メイ・ディセンバー ゆれる真実』は、アメリカで実際にあったスキャンダルを題材にしたサスペンスドラマ。20年前、当時36歳の女性グレイシーは、23歳年下の13歳の少年ジョーと運命的な恋に落ちるが、2人の関係は大きなスキャンダルとなり、連日タブロイド紙を賑わせる。グレイシーは未成年と関係をもったことで罪に問われて服役し、獄中でジョーとの間にできた子どもを出産。出所後に晴れて2人は結婚する。それから20年以上の月日が流れ、いまだ嫌がらせを受けることがあっても、なにごともなかったかのように幸せに過ごすグレイシーとジョー。そんな2人を題材にした映画が製作されることになり、グレイシー役を演じるハリウッド女優のエリザベスが、役作りのリサーチのために彼らの近くにやってくる。エリザベスの執拗な観察と質問により、夫婦は自らの過去とあらためて向き合うことになり、同時に役になり切ろうとするエリザベスも夫婦の深い沼へと落ちていく。

 

本作では、『キャロル』『エデンより彼方に』のトッド・ヘインズ監督がメガホンをとり、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアという実力派俳優が豪華共演を果たした。ナタリー・ポートマンがエリザベス、ジュリアン・ムーアがグレイシーをそれぞれ演じ、ジョー役は『バッドボーイズ フォー・ライフ』やテレビシリーズ「リバーデイル」で活躍するチャールズ・メルトンが務めた。2023年の第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第81回ゴールデングローブ賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞に、第96回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされた。

 

©2023. May December 2022 Investors LLC, ALL Rights Reserved.

 

映画『メイ・ディセンバー ゆれる真実』は、7月12日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や烏丸の京都シネマ、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSや神戸の109シネマズHAT神戸等で公開。

現在の日本での場合、15歳未満の者と関係を持った場合は犯罪となる。アメリカの場合、州法によって異なっており、本作で取り上げられるメイ・ディセンバー事件の舞台となったジョージア州の場合、16歳未満未満の者と関係を持った場合は犯罪となり、現在の日本と同じだ。メイ・ディセンバー事件の場合、事件当時で36歳の女性と13歳の少年だ。やましくなかったとしても、世間からの偏見は大いにあることだろう。実際、法律違反ではあるわけで。だが、本作での描写だけを観ると、純愛のようにも感じ取れる。だが、獄中含め壮絶な日々を送っていたこともあるはずだ。法律を乗り越えた先には、2人にとっては穏やかな日々があるのだろう。その姿を真摯に取材し映画化してもらえるなら、密着されることは拒否しないのだろう。本作の場合、ナタリー・ポートマンが女優役を演じ、事件の当事者の1人を演じるために当事者らに密着する、といったメタ構造がなされており、考える程に複雑な構成となる脚本を書いていることに驚かされるばかり。大して、当事者を演じるのはジュリアン・ムーア。近年においても、様々なジャンルの作品で演じるのが難しそうな役柄や突拍子もないキャラクターを演じており、その幅広さにも驚かされる。キャリアの長さは違えどベテラン女優の共演には目が離せない。当事者を演じるために近づいていくほどに影響を受けることは不可避であり、感情や行動が似通ってしまう。だが、あくまで女優が密着取材が目的であるため、心は揺れ動かざるを得ない。邦題の副題である”ゆれる真実”は見事なネーミングだ。最終的に本作に対してどのような感情を抱くべきなのか、各々の視点を以てじっくりと考えたくなる一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts