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イタリア海軍潜水艦の実話を綴る『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』がいよいよ劇場公開!

2024年7月2日

©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES

 

イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニにまつわる戦争秘話を描く『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』が7月5日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』は、第2次世界大戦中にイタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが敵国船の乗組員を救助した実話をもとに、戦時下でも失われることのなかった海の男たちの誇りと絆を描いた戦争ドラマ。1940年10月、イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、イギリス軍への物資供給を断つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋へ向かっていた。その途中で遭遇した船籍不明の船を撃沈するが、それは中立国ベルギー船籍の貨物船カバロ号だった。コマンダンテ・カッペリーニのサルバトーレ・トーダロ艦長はカバロ号の乗組員たちを救助して最寄りの港まで運ぶことを決めるが、そのためには自らと部下たちを危険にさらすのを覚悟の上で、潜航を諦めて無防備状態のままイギリス軍の支配海域を航行しなければならず…

 

 

本作では、主人公トーダロ艦長役に『シチリアーノ 裏切りの美学』のピエルフランチェスコ・ファビーノ。『堕ちた希望』のエドアルド・デ・アンジェリスが監督を務めた。撮影ではイタリア海軍全面協力のもと実物大の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニを再現している。

 

©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES

 

映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』は、7月5日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・烏丸の京都シネマ、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ。1939年に就役し第二次大戦に参加し、実は、戦局によってイタリア、ドイツ、日本へと渡っていた数奇な運命となった潜水艦でもある。本作では、1940年10月にイギリス軍への物資供給を断つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋に向かっていた最中での出来事を描いていく。戦時中の命を受け、未来に目を輝かせている若者を慮りながら、崇高な精神を以て自らの役割を全うする姿は勇ましい。そんな潜水艦内での光景を見ていたら、思わぬ事態に遭遇していく。船籍不明の貨物船に遭遇し砲撃を以て撃墜する、という戦時中の行動が実践される。とはいえ、貨物船の中には人間がいるわけで。人間だけは助けようとする尊い判断が成されていく。しかし、相手は中立国であるはずのベルギーだった。当時のベルギー軍にとって、イタリアはムッソリーニによる国家ファシスト党による一党独裁制を確立をした状態であり、敵対心は大いにある。そんな危険な状況下、如何にしてお互いの均衡を保ちながら助かることが出来のか、が見どころだ。軍人でありながら、一人の人間として現場をコントロールしていったサルヴァトーレ・トーダロ艦長の姿には胸を打たれるものがあった。第二次大戦の真っ最中に起きていた崇高な出来事をしかと見届けてほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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