ジミー・クリフの絶頂期ライブツアーを追った『ボンゴマン ジミー・クリフ デジタルリマスター』がいよいよ劇場公開!
©2022 Stefan Paul All Rights Reserved
レゲエ音楽界で活躍し、多くのミュージシャンに影響を与えたジミー・クリフの絶頂期を追った音楽ドキュメンタリー『ボンゴマン ジミー・クリフ デジタルリマスター』が3月22日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ボンゴマン ジミー・クリフ デジタルリマスター』は、多くのミュージシャンに多大な影響を与えたレゲエ界の生ける伝説ジミー・クリフの絶頂期のライブツアーをとらえた音楽ドキュメンタリー。沸き踊る情熱のリズムと反骨精神あふれる魂の歌声で、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズやザ・クラッシュのジョー・ストラマーらロック界のレジェンドたちからも愛されたジミー・クリフ。1980年、故郷サマートンで敢行したフリーライブでの地元愛あふれる演奏を皮切りに、南アフリカのソウェト、ドイツのハンブルグへと続くライブツアーに密着。ジミーが主演を務めカルト的人気を集めた同名映画の楽曲「ハーダー・ゼイ・カム」、日本では自動車のCM曲としておなじみの「遙かなる河」、ボブ・マーリーへの敬愛を込めて歌う「ノー・ウーマン、ノー・クライ」といった名曲の数々を披露する。監督は『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』のステファン・ポールが務めた。
©2022 Stefan Paul All Rights Reserved
映画『ボンゴマン ジミー・クリフ デジタルリマスター』は、は、3月22日(金)より全国の劇場で公開。関西では、3月22日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都、4月5日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
ボブ・マーリーとほぼ同時期に活動を始め、21世紀に入っても現役で活動を続けるジミー・クリフ。『クール・ランニング』の主題歌「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」で、音楽に詳しくない方にもしっかりと知られているだろう。本作を通して、沸き踊る情熱のリズムと反骨精神あふれる魂の歌声によって、レゲエがどういったアティチュードの音楽であるか十分に伝わってくる。ジャマイカがイギリスから独立して以降は社会情勢は芳しくなく、活動の場をロンドンに移しながらも、ジャマイカの現状を伝えると共に平和を願う思いがしっかりと込められていた。今作では、故郷で開催したフリーライブの映像を中心にして数々の楽曲が収められている。社会的な意義が備わったドキュメンタリー作品でもあるが、勿論、心地良いレゲエに身を委ねるだけでも十分に楽しい時間を過ごすことが出来てしまう。先月は、『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター』が劇場公開されたが、ジミー・クリフに関する作品のデジタルリマスター版も貴重であり、ぜひとも音に身を委ねる体験をしてみよう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!