人生崖っぷちの男2人が犬の里親探しに奮闘『マイ・ハート・パピー』がいよいよ劇場公開！

2023年12月29日

愛犬と暮らせなくなってしまった真面目な青年と、金欠だが野心を燃やしていた従兄弟が、完璧な犬の里親探しの旅に出る『マイ・ハート・パピー』が２０２４年１月２日（火）より全国の劇場で公開される。

映画『マイ・ハート・パピー』は、人生崖っぷちの２人の男が、愛犬の里親探しの旅の道中で行き場のない子犬たちと運命的な出会いを果たす姿をつづったハートフルなロードムービー。ミンスは愛犬ルーニーを弟のようにかわいがっていたが、ある日突然、ルーニーと一緒に暮らせなくなってしまう。一方、ミンスの従兄弟ジングクは経営するカフェがつぶれ、金欠に陥っていた。ミンスから切迫したSOSを受けたジングクは、悩んだ末にルーニーの里親探しの面接を提案。完璧な里親を探す旅に出た2人は、行き場のない子犬たちと思いがけない出会いを果たす。

本作では、『バニシング未解決事件』のユ・ヨンソクがミンス、『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョンがジングクを演じ、『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』のチョン・インソン、ドラマ「サイコだけど大丈夫」のパク・ジンジュ、ドラマ「太陽を抱く月」のキム・ユジョンが共演。『ミッドナイト・ランナー』のキム・ジュファンが監督・脚本を手がけた。

映画『マイ・ハート・パピー』は、２０２４年１月２日（火）より全国の劇場で公開。関西では、１月２日（火）より大阪・心斎橋のシネマート心斎橋、１月２０日（土）より神戸・新開地のCinema KOBEで公開。

調べてみると、韓国では、ペットという言葉は使っておらず、人間と一緒に暮らしている動物に対しては、一般的に「伴侶動物」と呼ぶそうだ。伴侶と聞くと、”人生の伴侶”というイメージがあるが、動物の一生に寄り添う、といったところだろうか。また、韓国では２０２２年からペットの購入時に教育を受けることが義務化されたようだ。日本と同じように生体販売の流通問題が存在するようで、義務化されたのは自然な流れだろうか。本作で描かれているように、本当に動物が好きなのに、やんごとなき事情でてばなさいといけない事情がそれぞれに幾らでも抱えているだろうか。そこで、本作は主人公らが里親を探す旅にでるわけだが、韓国に存在する動物に関する問題が如実に描かれていた。そんな現実を見せつけられると、里親に依頼することが本当に良いことなのか考えさせられてしまう。今作が導き出した答えは、あくまでも解決策の一つではあるが、人間が動物の伴侶になることを考えさせてくれる。そして、ハートウォーミング・ストーリーとして年始最初の一本としてもお薦めできる一作だ。

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