戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高校生と特攻隊員の恋模様を描く『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』がいよいよ劇場公開!
©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
1945年の日本にタイムスリップした女子高校生が、偶然出会った青年と恋に落ちる『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が12月8日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と特攻隊員の青年の切ない恋の行方を描いたラブストーリー。親にも学校にも不満を抱える高校生の百合は、進路をめぐって母親とケンカになり、家を飛び出して近所の防空壕跡で一夜を過ごす。翌朝、百合が目を覚ますと、そこは1945年6月の日本だった。通りがかりの青年である彰に助けられ、軍の指定食堂に連れて行かれた百合は、そこで女将のツルや勤労学生の千代、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺岡、加藤らと出会う。彰の誠実さや優しさにひかれていく百合だったが、彼は特攻隊員で、間もなく命懸けで出撃する運命にあった。
https://www.youtube.com/watch?v=op-4vT2s6Ok
本作は、SNSを中心に話題を集めた汐見夏衛さんのベストセラー小説を映画化。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の福原遥さんが百合役、『死刑にいたる病』の水上恒司さんが彰役で主演を務める。『光を追いかけて』の成田洋一さんが監督を務め、福山雅治さんが主題歌を担当した。
©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、12月8日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
小説家の汐見夏衛さんが、高校教員時代に今の高校生が戦争や特攻隊についてあまり知らないという現実に直面した中で、幼い頃に社会科見学で訪れた知覧特攻平和会館での衝撃や感情を元に構想したという、本作の原作。今年公開された『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の前に、こういった作品を書いていたことを知り、先生としての生徒への思いが伝わってくる。2020年代となった今、特攻隊について、どのように映画として描き、若手俳優を出演させ若者に伝えていくか十分に考えたのではなかろうか。特攻隊というものがどういったものであるか、特攻隊となる戦闘機に乗った者はどのように扱われていたのか、そして、特攻隊についての是非を考えさせることを大切にして描いている。その上で、彼等が特攻隊として飛び立っていったことを思うと…胸にグッとくるものが描かれている作品として仕上げられていた。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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