娘を探す刑事と“絶対に捕まらない男”の戦いを描く『ドミノ』がいよいよ劇場公開!
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娘が行方不明になったことから、カウンセリング生活をしていた刑事が、タレコミで急行した銀行強盗の現場で、娘の行方を知る謎の男に追い詰められていく様を描く『ドミノ』が10月27日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ドミノ』は、行方不明になった娘を探す刑事が“絶対に捕まらない男”を追い、事態が二転三転していく様子を描いたサスペンス。公園で一瞬目を離した隙に娘が行方不明になってしまった刑事ロークは、そのことで強迫観念にかられ、カウンセリングを受けるようになるが、正気を保つために現場の職務に復帰する。そんなある時、銀行強盗を予告するタレコミがあり、現場に向かったロークは、そこに現れた男が娘の行方の鍵を握っていると確信する。しかし男はいとも簡単に周囲の人びとを操ることができ、ロークは男を捕まえることができない。打つ手がないロークは、占いや催眠術を熟知し、世界の秘密を知る占い師のダイアナに協力を求める。ダイアナによれば、ロークの追う男は相手の相手の脳をハッキングしていると言う。彼女の話す“絶対に捕まらない男”の秘密に混乱するロークだったが…
本作では、ベン・アフレックと『アリータ バトル・エンジェル』のロバート・ロドリゲス監督がタッグを組み、アフレックが主人公の刑事ダニー・ロークに扮し、“絶対に捕まらない男”を『クラッシュ』『ブラックホーク・ダウン』など様々な大作・話題作で活躍するウィリアム・フィクトナー、占い師のダイアナを『エリジウム』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のアリシー・ブラガがそれぞれ演じる。
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映画『ドミノ』は、10月27日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマ、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
あくまで、刑事が行方不明になった娘を探す物語が本筋の作品ではあるのだが、本作を観ていると、気づけば何が真実であるのか一切分からくなってしまう。こうなるであろうと思われる展開が次々に裏切られてしまうのだ。更には『インセプション』のようなCGを用いたSFまで見せられると、何でもありの作品だと思うしかない。まさか、こんなカラクリが仕込まれていたとは思わなかった。こんなアイデア溢れるストーリーを詰め込みながら、おそらくアメリカレベルの低予算作品として作り上げるのだから、感服する次第だ。映画だからこそ”嘘”がつけることの醍醐味を見事に表現し、観客を騙すことが出来る、実に興味深い作品である。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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