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崖っぷちのバラ育種家が世界屈指のバラコンクールに挑む『ローズメイカー 奇跡のバラ』がいよいよ劇場公開!

2021年5月25日

THE ROSE MAKER (C) 2020 ESTRELLA PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINEMA – AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA

 

倒産寸前のバラ園存続をかけ、世界屈指のバラ・コンクールに挑む女性の姿を描き出す『ローズメイカー 奇跡のバラ』が5月28日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』は、バラ園経営者と素人集団たちが世界屈指のバラ・コンクールに挑む姿を描いたドラマ。フランス郊外で父が遺した小さなバラ園を経営する頑固者のエヴ。人を雇う余裕などなく、倒産寸前に追い込まれたバラ園に、職業訓練所から派遣された3人の素人がスタッフとして加わることとなった。しかし、バラに関して何も知らない彼らはエヴを手助けするどころか、足を引っ張ることに。そんな中、エヴは世界初となる新種のバラの交配を思いつき、バガテル新品種国際バラ・コンクールに挑むことを決心するが…

 

本作は、『大統領の料理人』『偉大なるマルグリット』のカトリーヌ・フロが主演を務め、メラン・オメルタ、マリー・プショー、オリヴィア・コートらが共演。本作が長編2作目となるピエール・ピノーが監督を務めた。

 

THE ROSE MAKER (C) 2020 ESTRELLA PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINEMA – AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA

 

映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』は、5月28日(金)より全国の劇場で公開。関西では、京都・三条のMOVIX京都や神戸・三宮の神戸国際松竹で公開。また、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマでも近日公開。

多くの花や植物において交配による新種開発は難しい。本作は、バラの育種家、所謂ローズメイカーが主人公の物語。巨大企業による大量生産によって出来上がった”製品”ではなく、苦労を重ねながら丁寧に作り上げる自然交配によって芸術的な”作品”を作り上げることが如何に尊いか、本作は伝えてくれる。

 

窮地に追い込まれつつある主人公のエヴの前に現れたのは職業訓練所から派遣されたド素人3人組。さらに窮地に陥ってしまう状況にもなってしまうが、ふとしたきっかけが希望の兆しとなっていく。その光をを見出すためにはギリギリのラインまで周囲を巻き込んで奮闘する。すると新たな可能性にも気づかされ、明るい未来にも臨んでいける。一難去ってまた一難…の連続で進んでいくストーリーによって、愛すべき”はみ出し者たち”が輝いていっているようにも感じられた。

 

関西各地にも大きなバラ園や、ちょっとした公園の中にバラ通りがあります。本作を劇場で観終えた後に訪れてみると、まだ咲いている春のバラ達が今までとは違った見方で眺められるのではないでしょうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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