フランスの看護師の卵を追ったドキュメンタリー『人生、ただいま修行中』がいよいよ関西の劇場でも公開!
(C)Archipel 35, France 3 Cinema, Longride – 2018
フランス・パリ郊外を舞台に、“誰かのために働くこと“を選んだ40人の看護師の卵たちの150日間の成長を見つめる『人生、ただいま修行中』が12月6日(金)より関西の劇場でも公開される。
映画『人生、ただいま修行中』は、看護学校で学ぶ生徒たちを追ったドキュメンタリー。フランス、パリ郊外にある看護学校で学ぶ40人の生徒。年齢、性別、出身も異なる看護師の卵たちが実習の現場で患者と自分に向き合う姿を追い、人間がいかにして成長し、学ぶのか描いていく。
本作は、『パリ・ルーヴル美術館の秘密』『ぼくの好きな先生』などで知られるフランスのドキュメンタリー映画監督ニコラ・フィリベールが2016年に救急救命室に運ばれ、一命をとりとめたことをきっかけに企画し撮影に至った。
(C)Archipel 35, France 3 Cinema, Longride – 2018
映画『人生、ただいま修行中』は、12月6日(金)より、大阪・梅田のテアトル梅田、京都・三条のMOVIX京都、12月13日(金)より、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
現役の看護師さんに聞いてみると、フランスにおける看護教育のスタイルは日本とは違い、驚くことがあるようだ。 だが、患者さんを第一に考え、患者さんのケアをする看護師を育てる姿勢は万国共通であるに違いない。いのちを大切にする仕事に国境や年齢や性別は関係ない、と云える。
3章に分かれた本作の構成。最終的に自己研鑽することや、人間同士が関わっていく中で葛藤を乗り越えること、さらに学びを以て成長できる機会がいくらでもあると伝えていく。まさに修行中の彼等をカメラが捉えた一作である。
思えば、地元の総合病院には、幼い頃にはなにかとお世話になってきた。骨折の経験が2回もあり、ギブスを外した時の出来事を思い出してしまう。お世話になった看護師さん誰しもがこのような経験をしていると考えると感謝しかないと改めて気づかされた。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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