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廃校危機を乗り越えるための答えがここにある…『奇跡の小学校の物語~この学校はなくさない!』がいよいよ関西の劇場で公開!

2019年6月14日

(C)奇跡の小学校の物語製作委員会

 

廃校を宣告された小学校が地域住民や行政と一体となって再生し、児童数を増やして廃校の危機を乗り越えた実例を追ったドキュメンタリー『奇跡の小学校の物語~この学校はなくさない!』が、6月15日(土)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『奇跡の小学校の物語~この学校はなくさない!』は、廃校を宣告された小学校が地域住民や行政と一体となって再生し、児童数を増やして廃校の危機を乗り越えたという実例を追ったドキュメンタリー。全校生徒は35人で複式学級で運営されていた栃木県宇都宮市立城山西小学校が、ある時突然「5年以内に複式学級を解消できなければ廃校」と通達される。自分たちの学校がなくなるかもしれないと地域住民が一様にショックを受ける中、前途多難な同校に新しい校長先生が赴任してくる。新任の校長は、学校をなくさせまいと次々と奇策を打ち出し、自分たちの学校を守ろうという地域の絆とも結びつき、児童数を増やす作戦が開始される。ナレーションをミュージシャンのダイアモンド☆ユカイが担当。

 

映画『奇跡の小学校の物語~この学校はなくさない!』は、6月15日(土)より、大阪・九条のシネ・ヌーヴォと神戸・新開地の神戸アートビレッジセンターで公開。

今や全国の学校で統廃合は多くなされている。私の出身地では高校レベルでも行われているので、小学校なら尚更だ。本作で取り上げられた城山西小学校の事例を初めて知った。単純に他の地域に呼びかけるのでなく、学校を中心とした地域内での交流を主眼に置いた手法には驚かされる。小学校に通う子供たちを地域の人々を巻き込んでサポートする視点は大事だ。嘗ての時代は、近所の大人が子ども達を見守り育てていったように、時間をかけて取り組んでいく姿勢は応援するしかない。

 

徐々に子ども達が増えていく状況は拍手を送らざるを得なくなる。まさにこのやり方が成功していく過程は”奇跡”としか言いようがない。全国的にみても珍しい事例ではないだろうか。この事例が様々なかたちを以て波及していくことを心から願いたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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