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「自主自立」「自由」をもう一度…京大西部講堂で『菊とギロチン』上映会開催!

2019年5月8日

半世紀にわたって、学生らの自主管理・自主運営によって自由な表現の場を創出し続けてきた日本戦後文化運動の拠点である京都大学西部講堂において、5月12日(日)に、瀬々敬久監督作品『菊とギロチン』上映会が開催される。当日は、瀬々敬久監督らを迎えたトークやライブも予定されている。

 

映画『菊とギロチン』は、瀬々敬久監督のオリジナル企画として手がけた青春群像劇。大正末期、人びとが閉塞感にあえぐ関東大震災直後の日本。ある日、東京近郊に女力士たちに交じって、元遊女などワケあり娘が集う女相撲の一座「玉岩興行」がやって来る。新人力士の花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出をして女相撲に加わり、「強くなって自分の力で生きたい」という一心で厳しい練習を重ねていた。興行当日、会場には師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺害され、その復讐を画策するためにこの地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの姿があった。「格差のない平等な社会」を標榜する彼らは、女力士たちの戦いぶりに魅了され、彼女たちと行動を共にするようになる。

 

上映会当日は、上映後に、馬場正男さん、磯見俊裕さん、鈴木卓爾さん、瀬々敬久さんを迎え、「ちょっと真面目な映画美術についての話し+α」と題したトークを展開。さらに不破大輔+田所大輔 feat. 川本三吉による「世界の風穴について」ライブも開催される。

 

 

瀬々敬久監督作品『菊とギロチン』上映会は、5月12日(日)15時30分開場、16時より上映開始にて開催。ゲストを迎えたトーク「ちょっと真面目な映画美術についての話し+α」は19時から、「世界の風穴について」ライブは19時30分から予定している。

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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