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心を自由に遊ばせて作品の世界を楽しんで…『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』井上和彦さんと堀江一眞さん迎え舞台挨拶開催!

2018年10月7日

緑川ゆきさんのマンガを原作としたアニメ「夏目友人帳」シリーズ初の劇場版作品『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』が大ヒット劇場公開中!10月7日(日)には、大阪・梅田の梅田ブルク7に井上和彦さんと堀江一眞さんを迎えて公開2週目舞台挨拶が開催された。

 

映画『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』は、緑川ゆきさんの人気コミックを原作とするテレビアニメ「夏目友人帳」の劇場版。テレビ版第1~4期の監督を務めた大森貴弘さんを総監督に、原作者監修によるオリジナルエピソードを描く。小さい頃から他の人には見えない妖を見ることができた夏目貴志は、亡き祖母レイコが妖たちとの勝負に勝って書かせた契約書の束「友人帳」を継いで以来、自称用心棒のニャンコ先生と共に、妖たちに名を返す日々を送っていた。そんなある日、夏目はかつての同級生・結城との再会をきっかけに、妖にまつわる苦い記憶を思い出す。時を同じくして、夏目は名前を返した妖の記憶に出てきた女性・津村容莉枝とその息子・椋雄と知り合う。母子の住む街に謎の妖が潜んでいると聞いた夏目は、ニャンコ先生と共に調べに向かうが……

 

上映前にニャンコ先生・斑役の井上和彦さんと田沼要役の堀江一眞さんが登壇。井上さんは通常の挨拶だけでなく”みんな待たせたな。元気かぁ?今日はこれからいっぱい楽しんでもらうぞ!覚悟しろ!”とニャンコ先生でもご挨拶。これを受け、堀江さんは「ニャンコ先生も破壊力抜群ですね。僕にはネタもないもので…」と返すと”ネタではない”とニャンコ先生が反応。改めて、堀江さんは「声優になる前は、野球選手になりたかった。阪神タイガースに本気で入団したいなと思った時期がありました。バースの時代です」と話す。

 

今作では、オリジナルキャストが勢揃いすると共に、ゲストも多数出演。その中で、井上さんは津村椋雄役の高良健吾さんを取り上げ「この世にイイ男がいるんだろうかというぐらい素敵な人です」と紹介。『夏目友人帳』は熊本県人吉市をモデルにしており、熊本県生まれの高良さんを見ながら人吉の景色をおぼろげに感じた。まさに「立っているだけで絵になるような素敵な人でした。朴訥として、今時の若い人じゃない感じ」と表現する。また、津村容莉枝役の島本須美さんと井上さんは同い年で、デビューの頃からずっと一緒に様々なお仕事をしていた。今回の共演についても楽しみにしていたが、井上さんの第一声を聞いて「何よ井上君、二枚目じゃないの!?」と吹き出したという。これを受け、「普段からニャンコ先生です。ニャンコ先生は役作りしていません…」と話すが「違うよと言ってくれよ」と自身でツッコミを入れる始末。島本さんは声に雰囲気があり「一言聞いただけでほわぁっと…。一言だけでお母さんになっている。普段は優しい少女や女性を演じることが多いが、今作ではお母さんの包み込むような優しさが…」と感じ「こんなお母さん欲しい。理想のお母さんがここにいる」と絶賛する。

 

ニャンコ先生は今作で体が3つに分裂してしまう。井上さんは「監督から『井上さん、今回大変だよ。頑張ってね』と言われて、どう大変なのかなと思って台本見たら…こうなっちゃうんです…さぁ大変」と手元のニャンコ先生を見せる。「どんな声を出せばいいの?」と困ったが、監督からは音声加工をしないことを告げられ「適当にやらせて頂きました」と和やかに話す。アフレコは数日かけて行われたが「皆は1回出てきてOKになれば大丈夫。僕は1つのシーンを3回やらないといけない。リハーサルでも3回見ないと様子が掴めない。テストを入れると9回もやった」と苦労を明かした。

 

なお、井上さんと堀江さんは、『夏目友人帳』のモデルとなった熊本県人吉市にも以前訪れたことがある。井上さんは「『夏目友人帳』のイベントで賞金を頂き、ラジオチームで人吉に行くことになった」と思い返す。現地で、堀江さんは「聖地巡りをリードしました。和彦さんも凄かったですよ。全身にお手製のニャンコマントを着て演じていた」と明かす。これを受け、井上さんは「そのまま電車に乗っていました。子供みたいに椅子に座って窓の外を見て演じていた」と告白。神社に行って絵馬を書いたこたともあり「そっくりそのまま夏目友人帳の世界に入り込んだような経験をさせて頂いて、さらに夏目友人帳のイメージが膨らんだ」と懐かしむ。劇場版にも人吉の風景が出てきており「スタッフ達が季節毎に取材に行く。緑や花が違うので、季節ごとに書き分けている。なんて芸の細かい!凄いですよね。そういうところも楽しんで頂けると嬉しいです」と見どころを紹介していった。

 

最後に、堀江さんは「皆さんは僕らの話は忘れて頂いて、これから『夏目友人帳』の世界にどっぷり入って頂けたら。作品が終わるころには、緑川先生が描き、大森監督が紡ぐ素敵な世界で心一杯満たされます。ぜひ楽しみにして頂きたいです」と期待を寄せる。井上さんは「皆さんのお顔を直接見ることが出来て幸せです」と感謝すると共に「どういう風な気持ちでこれから見るのかなとドキドキしています。僕達出演者やスタッフら皆が本当に『夏目友人帳』が大好きで作っています。今日見に来て下さった方は皆『夏目友人帳』が大好きな人達ばっかり」だと信頼を寄せた。今作について「心を開いて可笑しい時は思い切り笑ってください。感動する時はなりふり構わず感動して下さい。心を自由に遊ばせて頂けたら嬉しく思います。最後までごゆっくりとお楽しみください」と思いを込め、”どうもありがとう。ゆっくり観てね”とニャンコ先生で舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』は、大阪・梅田のTOHOシネマズ他にて全国公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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