『シャイン』主人公のモデルになったピアニストと妻の絆追うドキュメンタリー!『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』がいよいよ関西の劇場で公開!
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ピアニストのデイヴィッド・ヘルフゴットと妻ギリアンの絆を描いたドキュメンタリー『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』が関西の劇場で5月5日(土・祝)より公開される。
映画『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』は、11年の闘病生活を経て奇跡の復活デビューを果たした天才ピアニストで、映画『シャイン』のモデルとなったデビッド・ヘルフゴットと妻ギリアンの深い夫婦愛を追ったドキュメンタリー。1947年にメルボルンに生まれ、幼少期よりその才能を発揮し、世界屈指の音楽大学である英国王立音楽大学に特待生として入学したデビッド・ヘルフゴット。1970年にはロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートで大成功を収めるが、その直後に統合失調感情障害の診断を受け、11年間を神経科病院で過ごすこととなる。その後、ワインバーのピアニストとして働き、社会復帰への道を歩み始めていたデビッドは、後に妻となるギリアンとの出会い、それが人生の転機となる…
映画『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』は、5月5日(土・祝)から大阪・十三の第七藝術劇場で公開。また、5月12日(土)から神戸・新開地の神戸アートビレッジセンターで公開、京都・出町柳の出町座でも公開予定。
幼少期から天才的な能力を発揮する方は、早くして頂点を極めるに至ってしまう。だが、それ故に心を病んでしまうものだろうか。それに心を痛めるも、やはり光は射してくる。デイビッドが出会い、救いの手となったのは、占星術師のギリアンであるというのは不思議なものだ。占星術師であるが故に自信の運命がわからないわけではないだろうが、生涯のパートナーに選んだことに拍手を送りたい。
本作では、全編を通してデビッド・ヘルフゴットさんのピアノの旋律を聴くことができる。類まれなる演奏が本作をさらに盛り上げ、目が離せない。その演奏を現在も堪能できるのは、ギリアン・ヘルフゴットさんが彼を救い、今も支えているからだと思うと、ラブストーリーのようなこのドキュメンタリーが愛おしい作品として心に残る。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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