視覚の95%を失った青年が一流ホテルマン目指す!『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』いよいよ公開!
(C)ZIEGLER FILM GMBH & CO. KG, SEVENPICTURES FILM GMBH, STUDIOCANAL FILM GMBH
ほぼ全盲となってしまった学生が、5ツ星ホテルで働く夢を叶えるために”大芝居”を打った実話からなる映画『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』が関西の劇場で1月13日(土)より公開される。
映画『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』は、『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』のマルク・ローテムントが監督を務め、運命に翻弄されながらも夢を諦めない青年サリーの姿を、笑って泣ける人生賛歌として描く。主人公のサリーを『誰よりも狙われた男』のコスティア・ウルマン、『シャトーブリアンからの手紙』のヤコブ・マッチェンツ、『ヒトラー暗殺、13分の誤算』のヨハン・フォン・ビュロー、『青い棘』のアンナ・マリア・ミューエらがキャスティングされ脇を固める。
本作は、95%の視力を失いながら「5つ星ホテルで働きたい」という夢のために大芝居を打った学生の実話を映画化。先天性の病気により95%の視覚を失ってしまったサリー。5つ星ホテルで働くという夢を実現させたいサリーは、無謀にも目が見えないことを隠して一流ホテルで見習いをスタートすることに成功する。周囲からの助けも借りながら、持ち前の明るさと機転を利かせ、サリーは次々とホテルの研修課題をクリアしていった。しかし、完璧かに思えた偽装計画は、ある女性との出会いによって、徐々にほころびが出るようになってしまう…
映画『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』は1月13日(土)から大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ、なんばのなんばパークスシネマ、神戸・三宮の神戸国際松竹、京都・河原町のMOVIX京都で公開。
メガネが欠かせない私にとっては、視覚や目に関する病気を持っている登場人物がある作品はどうしても感情移入してしまう。今作では、主人公のサリーは自身の病気を伏せてまで、懸命に自分の夢を叶えようと努力する。タイトルに「奇跡」の2文字が含まれているが、奇跡が起きることに頼った人間の話ではない。周囲と同等に接してもらうために、他人の何十倍も努力して困難に立ち向かっていった青年の話である。だからといって、何もかもが完璧できるわけでもないし、人として道を誤りそうにもなっている。だからこそ、ある種の共感と応援の声を主人公に向けたくなる話に仕上がっている。現実に目を背けず夢を諦めない人全てに届けたい一作をどうぞ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!