シネマート心斎橋で『哭声 コクソン』公開記念トークイベント開催!
大阪・アメリカ村のシネマート心斎橋で『哭声 コクソン』の公開を記念したトークイベントが3月18日(土)に開催される。
『哭声 コクソン』は『チェイサー』『哀しき獣』のナ・ホンジン監督によるサスペンススリラー。平和なある村にやってきた、得体の知れないよそ者の男。男が何の目的でこの村に来たのかは誰も知らない。村じゅうに男に関する噂が広がる中、村人が自身の家族を虐殺する事件が多発する。殺人を犯した村人に共通していたのが、湿疹でただれた肌に、濁った眼をして、言葉を発することもできない状態で現場にいることだった。この事件を担当する村の警官ジョングは、自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。娘を救うためにジョングがよそ者を追い詰めるが、ジョングの行動により村は混乱の渦が巻き起こってしまう…
シネマート心斎橋では『哭声 コクソン』を3月11日より公開中。3月18日(土)には、「韓国ドラマや映画を楽しむこと」を第一目標に掲げている、楽しくて為になる韓流ファンのための講座「もっ韓学院」提供によるトークイベントが開催される。韓国の文化や宗教が専門の帝塚山学院大学リベラルアーツ学部の古田富建教授を迎えて『哭声 コクソン』について熱く語られる。
『哭声 コクソン』公開記念トークイベントはシネマート心斎橋で3月18日(土)11時45分からの上映終了後に開催される。料金は通常料金の設定(招待券・ポイント引き換えも利用可)座席指定券は2日前の3月16日(木)から販売される。座席が満席になった場合は、シネマート心斎橋窓口のみにて若干数の立ち見券が販売される予定。
3月11日(土)に『哭声 コクソン』が公開されて早速鑑賞してきた。ひとことで言えば、物凄い作品を観てしまったとしか書きようがない作品だ。好きとか嫌いとかいったことではなく、凄いとしか言いようがない。事件の真相がどういうことなのか結局わからない。誰が善で誰が悪なのかと一言で断定できない。國村隼さん演じる謎の男が本当に何者なのか…観た者それぞれが解釈できる作品となっている。こんな作品の捉え方について考えるにあたって、このトークイベントを通じて作品の根底にある韓国の文化や宗教観について知れるのはありがたい。さらに作品に対しての理解を深められるのではなかろうか。
『哭声 コクソン』を観た者で集まってぜひ語り合いたい。当日のイベントでもそんなことができそうだが、ちょうど私も今週末に映画について語らうイベントを開催する。少しでも『哭声 コクソン』が気になっている方はぜひ鑑賞して頂いて大いに盛り上がりたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!