神戸芸術工科大学が贈る毎月一回上映会 フェリーニの『道』をフィルム上映
神戸芸術工科大学による主催で昨年の夏から毎月最終土曜日に開催している上映会「神戸みんなの映画会」。1月28日(土)開催の第5回目はフェデリコ・フェリーニ監督作品『道』を上映する。
「神戸みんなの映画会」は、映画コースのある神戸芸術工科大学で毎月開催している。会場である吉武ホールは35ミリ映写機を備えており、昨夏から毎月最終土曜日に親子向けにアニメなどを上映してきた。
今月上映する作品はイタリアのフェデリコ・フェリーニ監督による『道』(1954年)。旅回りの道化師と一人の女をめぐって人生の哀歓をつく物語。旅芸人のザンパノは芸の手伝いをする女が死んでしまったため、その姉妹のジェルソミーナをタダ同然で買い取った。粗野で暴力を振るザンパノと、頭が弱いが心の素直なジェルソミーナは一緒に旅に出る…1956年のアカデミー賞外国映画賞を受賞したフェリーニの代表作の一つと言われている。
「神戸みんなの映画会」は、1月28日(土)15時30分開場、16時上映開始、17時30分終了予定にて、神戸芸術工科大学吉武ホールで開催される。 入場無料で申込み不要、定員500人となっている。
神戸芸術工科大学の映画コースは錚々たる教授・講師陣を擁しており、関西の大学の中でも注目しておきたい大学である。そんな芸工大が学外に向けて学内の施設を有効活用してこのような上映会を毎月開催するようになったのは喜ばしい限りである。子供向け作品から今回の『道』といった評価の高い作品まで上映されるのは頼もしい。幼い頃からフィルム上映の機会に触れられるのなら、ぜひ今度も開催を継続していってほしいと願うばかり。
- キネ坊主
- 映画ライター
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