Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

メジャーデビュー以前のザ・ビートルズをよく知る人々の証言から、成功までの軌跡を辿る『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』がいよいよ劇場公開!

2024年7月2日

©SHORELINE ENTERTAINMENT

 

初期のザ・ビートルズが紆余曲折の末、メジャーデビューを果たすまでを追ったドキュメンタリー『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』が7月5日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』は、ビートルズが世界的ロックバンドとして成功するまでの軌跡を、活動初期の彼らをよく知る人物たちの証言から振り返ったドキュメンタリー。メジャーデビュー前は地元リバプールで演奏する小さなコピーバンドだったビートルズは、初代マネージャーとなるアラン・ウィリアムズとの出会いや、ドイツ・ハンブルグでの演奏活動、メンバーの脱退と加入を経て、1962年にメジャーデビューを果たすと瞬く間に人気を獲得していく。メジャーデビュー直前に突然解雇されたドラマーのピート・ベストが当時を詳細に語るほか、ハンブルグ巡業の興行主アラン・ウィリアムズ、デビュー曲「ラブ・ミー・ドゥ」のレコーディングにリンゴ・スターの代わりに参加したアンディ・ホワイト、初期から「ラバー・ソウル」までのチーフエンジニアを務めたノーマン・スミスら関係者の証言や、当時のテレビ番組のパフォーマンス映像やコンサート映像などを交えながら、彼らがスターダムを上りつめていった道のりを描く。数々の音楽ドキュメンタリーやCD制作を手がけたボブ・カラザーズが監督を務めた。

 

©SHORELINE ENTERTAINMENT

 

映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』は、7月5日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や難波のなんばパークスシネマ、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。なお、7月5日(金)には、なんばパークスシネマで15:45~の回上映後、テアトル梅田で18:00~の回上映後にビートルズ研究家・本作字幕監修の藤本国彦さんとMCの汐月しゅうによるアフタートークを開催予定。

5人目のビートルズ、と呼ばれる人物が複数人存在する。プロデューサーのジョージ・マーティンやマネージャーのブライアン・エプスタイン。元メンバー或いは初期メンバーであるであるベーシストのスチュアート・サトクリフやドラマーのピート・ベストといったミュージシャンも含まれる。本作では、ザ・ビートルズの全身バンドであるクオリーメンを経た後以降の時代が語られていく。エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリー、バディ・ホリー、ジーン・ヴィンセントといったアメリカのロックンロールから大いに影響を受け、カバー曲を披露しながら、徐々にオリジナル楽曲を制作していき、ブライアン・エプスタインと出会いメジャーデビューしていくまでの道のりを淡々と解説されており、インディペンデントな活動をしていた頃は、波乱万丈であったことが理解していく。その中で、アメリカ譲りのロックンロールから、オリジナリティあふれるリバプールサウンドの片鱗が徐々に垣間見えていくのだから興味深い作品である。当時の出来事は勿論リアルタイムで観ているわけはなく、ピート・ベストは日本のバンドthe PeteBestを通じて知った身であり、ザ・ビートルズの初期にはこんなことが起きていたのか…と改めて知った次第だ。まさにザ・ビートルズの温故知新な作品として楽しむことが出来る作品である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts