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風に乗って多くの皆さんのもとに届くといいな…『映画 イチケイのカラス』熊野本宮大社で竹野内豊さんと田中亮監督が大ヒット祈願!

2023年1月20日

©浅見理都/講談社 ©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社

 

岡山県に異動した入間みちおが、主婦の起こした傷害事件と、近海で起きた船の衝突事故の謎に迫る『映画 イチケイのカラス』が全国の劇場で公開中。1月20日(金)には、さらなる映画の大ヒットを祈願するため、和歌山が誇る世界遺産である熊野本宮大社を竹野内豊さんと田中亮監督が訪れ、この日限りの特別な大ヒット祈願イベントが実施された。

 

映画 イチケイのカラス』は、講談社「モーニング」で連載された浅見理都さんのコミックを原作とするテレビドラマ「イチケイのカラス」の劇場版。入間みちおが東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)を去ってから2年が過ぎた。岡山県瀬戸内の長閑な町に異動した彼は、史上最年少の防衛大臣に対する傷害事件を担当することに。みちおは事件の背後にイージス艦の衝突事故が関係していることに気づくが、航海内容は全て国家機密のため調査は難航する。一方、イチケイでみちおと共に数々の事件を裁いた坂間千鶴は、裁判官の他職経験制度により、弁護士として働き始める。偶然にもみちおの隣町に配属された坂間は、人権派弁護士の月本信吾と組んで小さな事件にも全力で取り組んでいく。そんなある日、町を支える地元大企業に、ある疑惑が持ち上がる。本作では、みちお役の竹野内豊さん、坂間役の黒木華さんらテレビ版のキャストに加え、斎藤工さん、向井理さんらが新たに参加。テレビ版に続き「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮さんが監督、『プラチナデータ』の浜田秀哉さんが脚本を手がける。

 

熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心で、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮である熊野本宮大社。和歌山県の熊野は、2004年7月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして登録された由緒ある聖地であり、その中心となるのが「熊野本宮大社」。本殿へと続く158段の石段の両脇にはたくさんの木々と幟がなびいており、三山の中でも特別奥ゆかしい雰囲気を漂わせている。そして境内のいたるところに飾られているのは、日本サッカー協会のシンボルとしても有名な3本足のカラス=“八咫烏(ヤタガラス)”。熊野本宮大社では、神の使者である八咫烏が神武天皇を熊野から奈良まで道案内した、という日本書紀・古事記に書かれた物語から、「導きの神烏」として信仰している。ドラマ「イチケイのカラス」の中でも八咫烏をモチーフとしたイラストが登場しており、作品にとって熊野は縁深い場所でもある。

 

今回、初めて熊野本宮大社を訪れたという竹野内豊さん。「前から行ってみたいと思ってた」と公言しており、目に映る景色の美しさに圧倒されていた。ここでは健康祈願、家内安全、商売繁盛、お宮参り、厄祓など、様々な御祈祷を受けることで有名な熊野本宮大社があり、さらなる映画大ヒットのご祈祷をしてもらうことに。竹野内さんは終始、神妙な面持ちで約20分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、心を込めて大ヒットを祈った。

©浅見理都/講談社 ©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社

 

ご祈祷中の想いを聞かれ、竹野内さんは「映画が多くの方々に喜んでいただける作品になることを神様にお願いしました。そして、この世の中が早くコロナや色々なことが明けて、少しでもみんなが心に希望を持てるように、そういう時代が早く来るといいな、と思っていました」と語っていく。

©浅見理都/講談社 ©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社

 

祈祷後は宮司・神職・巫女と共に“導きのカラス・八咫烏”と“イチケイのカラス”の特別コラボのフォトセッションを実施。鮮やかなカラスの旗とカラスのしめ縄が飾られた神門の前で、絵馬に見立てた看板をもって撮影されました。その後は宮司の案内のもと、境内を散策。158段の石段を登っても、爽やかな笑顔を見せ、田中亮監督と散策を楽しみ、「すごいな~」と思わず声を漏らす場面も多く見せた。

©浅見理都/講談社 ©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社

 

そして、通常は公開していないという、本殿の奥にある“籠(こもり)縁(えん)”に特別に案内をしてもらった竹野内さんは、宮司の説明を熱心に聞き入り、何度も質問をしたりと終始興味深い様子。その後は竹野内さんと田中監督で“カラス”の形をしたおみくじを引くことに。熊野本宮大社のおみくじは、大吉や吉などが記載されるものではなく、漢字1文字が与えられるというユニークなもの竹野内さんは「風」・田中監督は「和」をそれぞれ引き、竹野内さんは「イチケイのカラスが公開して飛び立ち、その風に乗って多くの皆さんのもとに届くといいなと思ってます」とおみくじでひいた“風”を使ったコメント。それに対し田中監督は「チーム一丸、“和”となって作ったイチケイが多くの人に届くことを祈ってます」とそれぞれの作品への熱い想いを語っていく。竹野内さんは、神聖で厳かな熊野本宮大社で「あと2時間は回りたかった!」というほど、お気に召した様子で、終始穏やかな様子でイベントが終了した。

©浅見理都/講談社 ©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社

 

映画 イチケイのカラス』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマ、難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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