【チケットプレゼント有り!】ラッセル・クロウがあおり運転でシングルマザーを追い詰める…!『アオラレ』がいよいよ劇場公開!
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交通トラブルの謝罪を拒否したために、執拗に追い回される女性の恐怖を描く『アオラレ』が5月28日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『アオラレ』は、『グラディエーター』のオスカー俳優ラッセル・クロウが、あおり運転の常習犯を演じたスリラー。寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら職場へと向かう美容師のレイチェル。車を運転する彼女は信号待ちで止まるが、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクションを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけてきた男から「運転マナーがなっていない」と注意されてしまう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。レイチェルは店員から男があおり運転の常習犯であることを警告され……。素性不明の恐怖のあおり運転常習犯をクロウが怪演。被害者となるレイチェルを、『移動都市 モータル・エンジン』『否定と肯定』などに出演したカレン・ピストリアスが演じた。監督は『レッド・バレッツ』『幸せでおカネが買えるワケ』のデリック・ボルテ。
なお、今回、本作のデジタルムビチケと特製シールのセットを特別にプレゼント(2組4名様)。
御希望の方は以下の問い合わせフォームに住所・氏名を記入の上、応募願います(応募〆切は5月26日(水))。記入いただいた情報は、今回のプレゼント送付以外の目的には一切使用せず、抽選後は速やかに廃棄いたします。当選者の発表は、プレゼントの発送をもってかえさせて頂きます。
映画『アオラレ』は、5月28日(金)より全国の劇場で公開。関西では、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都、神戸の109シネマズHAT神戸や OSシネマズミント神戸等で公開。また、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば等でも近日公開。
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青信号になっても一向に発進しようとしない車がいたら、クラクションは鳴らしてしまうよね。でも、相手が精神的に狂っていたら、とんでもないことに巻き込まれた…という本作。今年、HDニューリマスター版としてリバイバル公開された1986年の作品『ヒッチャー」に対して、現代の社会問題と化したあおり運転を昇華させたら今作が出来上がった、と云えようか。最初は精神的に煽るだけ煽り切った脅迫行為を続け、徐々に周囲を含めた人命が危険となる行為にまで及んでいく。こんな人間に狙われたら、人生も一巻の終わり。どうしようもない。
商機を逸した行動を以て追い詰めていく男を演じたのは、ラッセル・クロウ。屈強な人間を演じたらピカイチの俳優である。だが、敵に回すとひとたまりもない。命が幾つあっても足りない、と思ってしまう。ここまで悪役に徹したラッセル・クロウを初めて見てしまった。そんな彼に立ち向かっていくシングルマザーを演じたカレン・ピストリアスも頼もしい。力だけでは押され負けてしまうなら、頭を使って抵抗していく姿は信頼できる。煽り運転を仕掛けてくる側もズル賢い仕掛けを織り成していくが、その裏を読み、立ち向かっていく姿も頼もしい。あおり運転について扱っているだけでなく、現代を強く生きようとしている女性にこそ観てほしい会心の一作となっている。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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