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異国の地で夢を追いかける2人の少女を描いた物語『パリに咲くエトワール』がいよいよ劇場公開!

2026年3月10日

©「パリに咲くエトワール」製作委員会

 

20世紀初頭のパリを舞台に、かつて横浜で出会った2人の少女が、再会を果たしたパリでそれぞれの夢を掴もうと奮闘する姿を描く『パリに咲くエトワール』が3月13日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『パリに咲くエトワール』は、20世紀初頭のパリを舞台に、異国の地でそれぞれの夢を追い求める2人の日本人少女の奮闘を、繊細かつ瑞々しく描いたアニメーション映画。1900年代初頭のパリに、それぞれ日本からやって来た2人の少女が暮らしていた。1人は、夫を支える良き妻となる将来を望まれながらも画家を夢みるフジコ。もう1人は、武家に生まれナギナタの名手だがバレエに心惹かれる千鶴。かつて横浜で出会った2人は、トラブルに巻き込まれたフジコを千鶴が助けたことで、5年ぶりに再会を果たす。千鶴の夢を知るフジコは、同じアパルトマンに暮らす青年ルスランの母オルガがロシア出身の元バレリーナであることを知り、レッスンを依頼する。そんな中、フジコの保護者である叔父が失踪する事件が起こる。

 

本作では、画家を夢みる主人公のフジコ役で當真あみさん、バレリーナを目指す千鶴役で嵐莉菜さん、フジコと出会う青年のルスラン役で早乙女太一さんが声の出演。『ONE PIECE FILM RED』『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズの谷口悟朗さんが監督を務め、『魔女の宅急便』等のスタジオジブリ作品でキャラクターデザイン・原画を担当した近藤勝也さんがキャラクター原案を手がけた。脚本は『きみの色』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の吉田玲子さんが担当している。

 

©「パリに咲くエトワール」製作委員会

 

映画『パリに咲くエトワール』は、3月13日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

本作で中心となる舞台は、20世紀初頭、1912年のパリ。2年後には第1次世界大戦が始まるという頃であり、そんな中で日本人の家族がやってくることは、非常に興味深い出来事。今作の主人公となる2人の少女は、日本らしい家族のもとに生まれながらも、パリの雰囲気にふれ、新たなことに果敢に挑戦していく。1人は、明治時代の教育や家庭観で理想的な女性像として広まった良妻賢母を将来は望まれていながらも、画家を夢みる少女。もう1人は、武家の家系として薙刀の名手であることは揺るぎないながらも、バレエに心惹かれる少女。共に親の期待を受けつつも、別の道を志しアイデンティティが芽生えている少女の姿は誇らしさがある。2人はふとしたきっかけで出会い、お互いの夢を尊重し、共鳴し合う仲は、現代的なシスターフッド作品のようでもあった。今作のタイトルにあるように、ストーリーが進んでいくにつれ、薙刀からバレエに傾倒していく彼女に重点を置いて描かれていく。薙刀とバレエに共通することを見出しながらも、パリで受け入れられるにはどうすればいいか、と懸命に模索していく姿が凛々しかった。その姿を受けながら、自らの絵画でどのような表現をすればよいか、を見出していく姿についても、そっと背中を押したくなってしまう。目指すところは違えど、最終的に望んでいたものが、エトワールであっただろうか。そんな風にして本作を鑑賞してみるのも、おもしろい。『ONE PIECE FILM RED』を大ヒットに導いた谷口悟朗監督が、オリジナル作品に拘って、現代にも通じる豊かな作品を作り上げた。是非とも本作を劇場で鑑賞し、楽しんでもらいたい限りだ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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