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余命半年と宣告された高校生がクラスメイトと恋人として少しずつ距離を縮めていく『ストロベリームーン 余命半年の恋』がいよいよ劇場公開!

2025年10月13日

©2025「ストロベリームーン」製作委員会

 

幼い頃から家の中で過ごしてきた少女が、余命半年との宣告を受け、かねてからの憧れを叶えるために高校へ通い始める『ストロベリームーン 余命半年の恋』が10月17日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、余命半年と宣告された少女が、高校1年生の春に体験する一生分の恋を描いた物語。病弱な体のため、学校にも通えず毎日ひとり家の中で過ごしてきた桜井萌。そんな彼女の密かな夢は、自分の誕生日に好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという、6月の満月である”ストロベリームーン”を見ることだった。15歳の冬、医師から余命が残りわずかであることを宣告された萌は、夢をかなえるために”運命の相手”を見つけようと心に決め、高校に通うことを決意する。入学式の日、萌は出会ったばかりの同級生である佐藤日向に突然告白し、人生初の”お付き合い”をスタートさせる。互いの距離を少しずつ縮めていく萌と日向は、萌の誕生日である6月4日に”ストロベリームーン”を見に行く。しかし、その日を境に萌は学校から姿を消し、日向は萌と連絡が取れなくなってしまう。

 

本作では、芥川なおさんの純愛小説「ストロベリームーン」を映画化。脚本をNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」や映画『余命10年』など数々のヒット作を手がけてきた岡田惠和さんが担当し、監督を『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』『恋を知らない僕たちは』の酒井麻衣さんが務めた。主人公の萌役を『おいしくて泣くとき』の當真あみさんが長編映画初主演で務め、日向役を『カラオケ行こ!』の齋藤潤さんが演じる。杉野遥亮さん、中条あやみさん、ユースケ・サンタマリアさん、田中麗奈さんらが共演した。

 

©2025「ストロベリームーン」製作委員会

 

映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、10月17日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮の kino cinema 神戸国際等で公開。

6月の満月を指す”ストロベリームーン”。そもそもは、北アメリカ先住民がイチゴの収穫時期を祝って、”ストロベリームーン”と呼んだことに由来する。いちご色の月ではないけれども、夏至の頃に見える月が空の低い位置を通るため、赤みがかって見えることがあるから、ストロベリーに例えていることは素敵ですね。翻って、好きな人と一緒に見ると、恋が結ばれる、という言い伝えがあると知ると、思春期の頃なら叶えてみたくなるだろうなぁ。ちなみに、2025年のストロベリームーンは6月11日…遠く過ぎ去ってしまってはいるけれども、本作を鑑賞しながら疑似体験をしてみるのはいかがでしょうか。現在の日本映画界において注目の10代俳優である當真あみさんと齋藤潤さんなら、瑞々しさ溢れる演技の中に秘めたる想いがあることが十分に伝わってくる。監督を務めた酒井麻衣さんは、インディペンデント作品時代からファンタジックな画作りを主軸としてきたが、本作においては、それだけには留まらないドラマティックな演出が施されていることに好感が持てた。原作小説にサブタイトルが添えられ、悲恋であることは避けられないとしても、切なく愛おしい物語であることに違いない。そんな情景描写にORANGE RANGEによる主題歌「トワノヒカリ」が添えられていることがふさわしく、清々しい気持ちで劇場をあとにしてみてはいかがでしょうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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