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生き別れた兄弟が“指揮”を通して絆を深める『ファンファーレ!ふたつの音』がいよいよ劇場公開!

2025年9月16日

©2024 – AGAT Films & Cie – France 2 Cinema

 

白血病の指揮者がドナーを探す中で生き別れた弟の存在を知り、彼を応援する様子を、古今の名曲とともに描く『ファンファーレ!ふたつの音』が9月19日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ファンファーレ!ふたつの音』は、白血病を宣告されたことをきっかけに、生き別れた弟の存在とその隠れた才能に気づいたスター指揮者。運命の再会を果たした兄弟が、さまざまな音楽とともに未来へと歩き出す姿を描いた人間ドラマ。世界中を飛び回るスター指揮者ティボ。ある日、白血病と診断されたティポはドナーを探す中で、自分が養子であること、そして生き別れた弟・ジミーがいることを知る。ジミーは、かつて炭鉱で栄えた寂れた町の食堂で働きながら、仲間と結成した吹奏楽団を唯一の楽しみに暮らしていた。育った環境も性格もまったく異なるティボとジミーだったが、ティボはジミーに類まれな音楽の才能を見いだす。兄弟でありながらも異なる運命を歩んできた2人。ティボはその不公平を正そうと、弟のジミーを何がなんでも応援することを決意する。

 

本作では、兄のティボ役をセザール賞に5度ノミネートされたフランスの名優バンジャマン・ラべルネ、弟・ジミー役をピエール・ロタンが演じる。監督は『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』のエマニュエル・クールコルが務めた。

 

©2024 – AGAT Films & Cie – France 2 Cinema

 

映画『ファンファーレ!ふたつの音』は、9月19日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮の kino cinema 神戸国際で公開。

白血病を宣告されたことをきっかけにして、生き別れた弟の存在を知る…もしそんな事態に遭遇してしまったら、言葉として表現することが難しいような複雑な感情を抱くことになるのではないだろうか。されど、自身の命を救うことに繋がるのなら、藁を掴むような気持ちでお願いすることになるだろう。そこから、不思議な縁が育まれていくことが本作の真骨頂である。主人公である兄は、世界中を飛び回るスター指揮者。弟は、かつて炭鉱で栄えた寂れた町で働きながら、仲間と結成した吹奏楽団の中で音楽の才能を発揮しつつある。ならば、お節介になるかもしれないが、弟の才能がさらに花開くように出来ることは何でもしたいものだ。社会の波に抗えぬとも、与えられた環境の中で、日々を必死に生きている姿には、応援せずにはいられない。だが、逆らうことができない現実に打ちのめされてしまうのが刹那過ぎて辛すぎる。紆余曲折を経ながらも、人生賛歌として本作を描いていることがせめてもの救いであり、スクリーンを観ている側としてはささやかながらもこの2人にファンファーレを送りたい!

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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