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バングラデシュのひとり親家庭やヤングケアラーについて描く『サバ』が第20回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で日本初上映!

2025年3月17日

バングラデシュのひとり親家庭やヤングケアラーについて描く『サバ』が第20回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で日本初上映された。

 

映画『サバ』…

主人公サバは脚が不自由で心臓の悪い母親と二人暮らし。ギリギリの生活の中、母親の手術費を稼ぐためバーで働き始めるが、金のために同僚を告発してしまう。都会の片隅で必死に生きるサバを通してバングラデシュの今が垣間見える作品。

 

 

映画『サバ』は、3月22(土)10:10よりABCホールでも上映。また、隣接のArt Beat Cafeにて13:30よりシンポジウムを開催。

主人公のサバは下半身麻痺で脚が不自由であり心臓も悪い母親を献身的に支えていく。突然に気を失うことは何度もあり、入退院を繰り返す母親に対して、病院側がお願いしたいのは、手術の実施。そのための高額医療費を簡単に捻出することは出来ない。どうにか工面するために、家を売ろうともするが簡単に出来ることではないのは明らかだ。そんな困難を極める真只中で、救いを求めるがごとく行きついたのは、水たばこバーでのアルバイト。母親にアルバイトの内容を伝えることが出来ない中で、バーの先輩が次第に親身になってくれたのは、やはり精神的にありがたいことだ。されど、バングラディシュでの社会に追い打ちをかけられるようなことになるのは、如何ともしがたい。それでも、母親のささやかな願いを実現させた画を観ることができたのは良かったのではないか。この光が途絶えないことを願うばかり。真摯にバングラディシュの社会を捉えた作品を見届けてほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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