独裁者が君臨する地上最後の都市でレジスタンスの戦いが一匹狼の賞金稼ぎや不死身の戦士も参戦する壮絶な争いへと発展していく『カルキ 2898-AD』がいよいよ劇場公開!
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地球が荒廃した未来を舞台に、地上最後の都市を思うままにする長命の支配者と反乱軍の戦争に賞金稼ぎの男が加わり、運命が動き出す様を描く『カルキ 2898-AD』が2024年1月3日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『カルキ 2898-AD』は、インド神話の神々が未来の地球の命運をかけて戦う姿を壮大なスケールで活写したSFアクションファンタジー。西暦2898年。世界は荒廃し、地上に残された最後の都市カーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと空に浮かぶ巨大要塞コンプレックスに支配されていた。ある日、コンプレックスに囚われていた奴隷の女性スマティが、宇宙の悪を滅ぼす「運命の子」を身ごもる。スマティは反乱軍に助けられてコンプレックスを脱出するも巨額の懸賞金をかけられ、特殊部隊と賞金稼ぎたちから追われる身となってしまう。コンプレックスと反乱軍の激戦が繰り広げられるなか、一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァもスマティを追うが、6000年もの間「運命の子」の出現を待ち続けていた不死身の戦士アシュヴァッターマンがスマティを守るべく立ちあがる。
本作では、「バーフバリ」シリーズのプラバースが主演の賞金稼ぎバイラヴァ、『トリプルX 再起動』のディーピカー・パードゥコーンが運命の子を身ごもるスマティ、ボリウッドを代表する俳優アミターブ・バッチャンが不死身の戦士アシュヴァッターマンを演じた。
※本編尺は2D上映版が168分、IMAX上映版が180分で、2つのバージョンが上映される。
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映画『カルキ 2898-AD』は、2025年1月3日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
インド映画から遂にハリウッド映画を凌駕するような、物凄いスペース・サーガが作り出された!…と書けば、あのハリウッド超大作やSF大作を想起する方も多いだろう。だが、そこはインド映画ならでは志向を大事にしており、古代インドの抒情詩「マハーバーラタ」をベースにしている。五王子(パーンダヴァ)と、従兄弟の百王子(カウラヴァ)の間に生じた長い確執によって起きた戦いを冒頭に描き、カウラヴァ軍の英雄アシュヴァッターマンが本作のキーマンであることを伝えていく。そして、時は流れ、西暦2898年!スペースサーガをものの見事に表現していた。宇宙の悪を滅ぼす「運命の子」を巡る戦いを描いていくのだが、本作における主人公は、そんな戦いとは縁遠そうな一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァ。貴族階級ら世界を掌握する人々が過ごす要塞「コンプレックス」への憧れを以てあくせく戦っていた。ひょんなことから「運命の子」を巡る戦いに臨み、不死身の力を持つアシュヴァッターマンとも交戦していくのだから、物語の本筋を考慮すると、どのようなストーリーが展開されていくのか、さらなる展開が楽しみで仕方がない。なお、バイラヴァを演じるのは、プラバース。『バーフバリ』二部作を経た後も、『SALAAR/サラール』もあり本作もあるのだから、撮影中の怪我を治した後に来日される姿を楽しみにしておきたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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