モルカー達が、行方不明になった相棒モルカーを探すドライバーのために旅に出る『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』がいよいよ劇場公開!
©見里朝希/PUI PUI モルカー製作委員会
AI化が進むモルシティを舞台に、ドライバーがAIモルカーに乗り換える中、モルカーたちは凄腕ドライバーのいなくなった相棒を捜す『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』が11月29日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』…
野菜を食べずに24時間働けるAIモルカーが登場し、ドライバーたちは次々と最新鋭のAIモルカーに乗り換えていた。そんなある日、モルカーのポテトたちは、AIモルカーのカノンと謎の集団のカーチェイスに巻き込まれたところを、凄腕ドライバーに助けられる。近ごろ世間では行方不明になるモルカーが増えており、そのドライバーもいなくなった相棒のモルカー・ドッジを捜しているという。そこでポテトたちはカノンのAI機能を使い、行方不明のモルカーを捜す旅に出る。
本作は、モルモットが車になった「モルカー」たちが繰り広げる物語を描き、ブームを巻き起こしたストップモーションアニメ「PUI PUI モルカー」を、CGアニメーションで映画化。テレビシリーズに続いて、モルカーの声には本物のモルモットの鳴き声を採用。ドッジのドライバー役で大塚明夫さん、AIモルカーを開発したベンチャー企業のCEO役で相葉雅紀さんが声の出演。原案およびテレビシリーズ第1期の監督である見里朝希さんが総監修を手がけ、『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』のまんきゅうさんが監督、『はたらく細胞』シリーズの柿原優子さんが脚本、気鋭のCGアニメーションスタジオであるモンスターズエッグがアニメーション制作を担当した。
©見里朝希/PUI PUI モルカー製作委員会
映画『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』は、11月29日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条(12月5日(木)まで休館)や桂川のイオンシネマ京都桂川や久御山のイオンシネマ久御山、兵庫・神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランド等で公開。
元々は、羊毛フェルトで作られた「モルカー」によるストップモーションアニメであった「PUI PUI モルカー」。テレビシリーズを一挙上映する形式で劇場でも公開されてきたが、本作はいよいよ完全新作アニメ映画となった。とはいえ、ストップモーションアニメであるため大変な労力が必要であることもあり、CGアニメーションで映画化となったことは仕方がないかもしれない。だが、CGアニメーションでモルカーを表現することに最大限の注力をしている。モルカーの世界をCGアニメーションを今作るなら、AIを用いたアイデアを導入するのは自然な流れ。だけれども、この世界はAIだけに賛辞をおくるような表現やストーリーテリングになっていないことも翻って好感的だ。しかもタイトルには”MOLMAX”というフレーズがあるならば、どうしても”あの映画”が思い浮かんでしまう。モルカーで”あの映画”!?と思わずにはいられないが、実に”あの映画”を見事に表現しているので、ワクワクせずにはいられない。愛らしいデザインのモルカーがCGアニメーションでどれだけぶっ飛ばしてくれるか、楽しみにしながら劇場に駆けつけてみよう!
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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