しんのすけの体に不思議な力が宿り大活躍する『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』がいよいよ劇場公開!
©臼井儀人/しん次元クレヨンしんちゃん製作委員会
世界を滅ぼそうとする男に、しんのすけが超能力で立ち向かう『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』が8月4日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』…
かつて、ノストラダムスの隣町に住んでいたヌスットラダマスが「20と23が並ぶ年に天から2つの光が降り、世界に混乱がもたらされる」という予言を残した。そして西暦2023年の夏、宇宙から白と黒の2つの光が地球に降り注ぎ、しんのすけに白い光が命中。不思議なパワーがみなぎるしんのすけは、エスパーとして覚醒する。そして、もう一方の黒い光を浴びた男・非理谷充(ひりや・みつる)もまた、エスパーとなった。バイトは上手くいかず、推しのアイドルは結婚、さらには暴行犯に間違われ警察に追われていた非理谷は、力を手に入れたことで世界への復讐を企む。破滅を望む非理谷と、それを止めようとするしんのすけの、超能力バトルが幕を開ける。
本作は、幅広い世代に愛される人気アニメ「クレヨンしんちゃん」のシリーズ初となる3DCGアニメーション作品。『STAND BY MEドラえもん』等のCGアニメーションで知られる映像制作プロダクションの白組が3DCGを手がけ、映画『バクマン。』やドラマ「エルピス 希望、あるいは災い」の大根仁監督が、アニメーション作品の監督に初挑戦した。世間に対して鬱屈した感情を抱き、黒い光を受けて暗黒のエスパーとなる非理谷充の声を松坂桃李さんが担当。そのほか、お笑いコンビ「空気階段」の水田かたまりさんと鈴木もぐらさん、「鬼滅の刃」の禰豆子役で知られる人気声優の鬼頭明里さんがゲスト出演した。
©臼井儀人/しん次元クレヨンしんちゃん製作委員会
映画『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』は、8月4日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
しんちゃんが3DCGアニメーションに!?テレビアニメ時代から慣れ親しんだ者としては、まさに”しん次元!”な作品として楽しむことが出来た。3DCGならではの表現によって、5歳児ならではの肌のまんまるとした感じや柔らかいアクションを実現できている。通常のアニメーション以上に、しんちゃんが”しんちゃん”として成立していた。一方で、本作でしんちゃんの敵として戦うことになる大人、社会に対して鬱屈した想いを抱える男である非理谷充に関しても、超能力を得た大人の表現として見事に描き切っている。ゲスト声優として松坂桃李さんが担っており、滅多に観ることが出来ない悪役を存分に演じていた。また、大根仁さんが初めてアニメーション作品の監督を務めており、子供も大人も十分に楽しむことが出来る作品にするためディレクションを行ったことも伺える。近年の映画「クレヨンしんちゃん」シリーズにおける社会派作品要素もしっかりと盛り込んでおり、最後まで楽しめる作品になっていた。次はどのような手法を用いた作品が世に放たれるのか今から楽しみである。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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