誰も死なせたくない…!米海軍のエリートパイロットチーム“トップガン”が不可能な任務に直面し、伝説のパイロット・マーヴェリックに白羽の矢が立てられる…『トップガン マーヴェリック』がいよいよ劇場公開!
(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
30年に渡り活躍しながらも昇進しないでいる孤高のパイロット、マーヴェリックの新たな戦いを描く『トップガン マーヴェリック』が5月27日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『トップガン マーヴェリック』…
アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガンに、伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってきた。空の厳しさと美しさを誰よりも知る彼は、守ることの難しさと戦うことの厳しさを教えるが、訓練生たちはそんな彼の型破りな指導に戸惑い反発する。その中には、かつてマーヴェリックとの訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿もあった。ルースターはマーヴェリックを恨み、彼と対峙するが…
本作は、トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作『トップガン』の続編。主人公マーヴェリックをクルーズが再び演じ、『セッション』のマイルズ・テラー、『ビューティフル・マインド』のジェニファー・コネリー、『アポロ13』のエド・ハリスが共演。さらに前作でマーヴェリックのライバル、アイスマンを演じたバル・キルマーも再出演する。『オブリビオン』のジョセフ・コジンスキーが監督を務め、『ミッション:インポッシブル』シリーズの監督や『ユージュアル・サスペクツ』の脚本家として知られるクリストファー・マッカリーが脚本に参加。
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映画『トップガン マーヴェリック』は、5月27日(金)より全国の劇場で公開。
本作は、間違いなく本年度を代表する映画となることを断言する!前作をリアルタイムで鑑賞した人達がなんと羨ましいことか。
トム・クルーズは50代でありながら、前作の青春映画としての系譜を継ぎ、本作を1人の男が歩んだ青春物語の完結編として成立させたのだから素晴らしい。前作をリアルタイムで過ごした人へ贈る「青春の続き」でありながら、誰かを守る立場になった大人達への賛辞でもあるように受け取れる。一度映画が始まれば、前作へのリスペクトを随所に感じることができる画作りに思わず感動してしまう。当時を意識したカラーグレーディングのシーンに加え、IMAXカメラで撮影した美麗なシーンがシームレスに切り替わり、余人には真似のできない芸当である。そして、実際に俳優がF/A-18に乗って撮影していることに驚かされるばかり。公式のYouTubeに投稿されているメイキング映像(フィーチャレット映像)でも事実が確認できる。
過酷な訓練を受けた役者達はまさに”本物”!主演のトムが共演者達に訓練を用意する等、作中でのマーヴェリックとトップガン卒業生との関係性に類似している。俳優トム・クルーズの映画撮影への取り組み方が、マーヴェリックという天才パイロットに重なってしまう。天才肌の人間こそ背中で語ることが最も美しく、説得力がある。プレイヤーは時が経てばメンターとなり、第一線から退くことこそ世の常だと思っていたが、トム・クルーズの雄姿を見ていると、限界を決めるのは自分自身であるのだと再認識させられた。
fromねむひら
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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