嫌われ者のゴミ人間と少年の物語を描くファンタジックなアニメーション!『映画 えんとつ町のプペル』がいよいよ劇場公開!
(C)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
煙突だらけで、黒い煙におおわれた“えんとつ町“を舞台に、少年とゴミ人間プペルの物語が展開される『映画 えんとつ町のプペル』が12月25日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『映画 えんとつ町のプペル』は、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんプロデュースにより、イラスト、着色、デザインなど総勢33人のクリエイターによる分業体制、クラウドファンディングを使い資金を募って制作されたベストセラー絵本「えんとつ町のプペル」をアニメ映画化。煙突だらけの「えんとつ町」。そこかしこから煙が上がるその町は黒い煙に覆われ、住人たちは青い空や星が輝く夜空を知らずに生活していた。ハロウィンの夜、この町に生きる親を亡くした少年ルビッチの前にゴミ人間プペルが現れる。
本作では、原作の西野さんが脚本、製作総指揮を務める。監督は伊藤計劃さん原作の『ハーモニー』で演出を務めた廣田裕介さん。アニメーション制作は『海獣の子供』『鉄コン筋クリート』などで高い評価を受けるSTUDIO4℃が担った。
(C)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
映画『映画 えんとつ町のプペル』は、12月25日(金)より全国の劇場で公開。
絵本の世界観をそのままに、スケールをさらに広げた、まさに『映画 えんとつ町のプペル』である。絵本よりも映画版のほうが現代社会の風刺が色濃く出ており、より考えさせられる内容となっていた。映画初出のキャラクターが作品本来の質を損なうことなく、物語に推進力をもたらしていたのが好印象。特に、おしゃべり鉱山泥棒のスコップのような明るいキャラクターが加わることで、えんとつ町のプペルの物語に必要な明るさと活気が加わったようにも感じた。ルビッチの声を担当している芦田愛菜さんは、もはや声優としてベテランの域に達しており、不安な気持ちを表現する声色から、夢を語る時の希望に満ちた声への自然な変化が、綺麗で、声優としての彼女の今後も楽しみでしかたない。
fromねむひら
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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