世界中のハートを鷲掴みにしたストップモーションアニメーション『ぼくの名前はズッキーニ』関西の劇場で公開!
(C) RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016
スイスとフランスの合作による、ひとコマひとコマ丹念に作られたストップモーションアニメ『ぼくの名前はズッキーニ』が関西の劇場で2月10日(土)より公開される。
本作は、昨年、第89回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされたスイスの作品。フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門の最高賞にあたるクリスタル賞と観客賞をダブル受賞。日本では、東京アニメアワードフェスティバル2017の長編コンペティション部門に出品・上映され、優秀賞を受賞している。
映画『ぼくの名前はズッキーニ』は、母親を亡くし孤児院に入れられた少年が周囲の人々との関わりの中で成長していく姿を描くストップモーションアニメ。アルコール依存症の母親と2人きりで暮らす9歳の少年ズッキーニ。ある日、ズッキーニの過失によって母親が死んでしまう。親切な警察官に保護されて孤児院で暮らすことになった彼は、新たな環境の中で自分の居場所を見つけるべく悪戦苦闘する…
映画『ぼくの名前はズッキーニ』は、2月10日(土)から、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、なんばのなんばパークスシネマ、京都・河原町のMOVIX京都、神戸・三宮の神戸国際松竹で公開。
昨年の『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』のヒットを受け、ストップモーション・アニメーションが注目されている。『KUBO』と『ぼくの名前はズッキーニ』は共に昨年の第89回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされており、今作もようやく日本での公開となった。素朴なストップモーションながらも、描かれているストーリーは大人向けであり、しっかりと考えさせられる作品となっている。素朴だからこそ伝わる想いが秘められた作品だ。
なお、本作の日本語吹き替え版では、峯田和伸さんや麻生久美子さんが声を担っている。『アイデン&ティティ』のコンビがまた違った作品で共演することに大いに関心を持ってしまう。事前に本作を鑑賞した際は字幕版であったが、劇場で日本語吹き替え版で観ることを楽しみにしている。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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