全編が動く油絵で構成!フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎に迫るサスペンス『ゴッホ 最期の手紙』!関西の映画館で公開!
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全編が動く油絵で構成された、フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎に迫るサスペンス『ゴッホ 最期の手紙』が関西の映画館で11月3日(金・祝)より公開される。
フィンセント・ファン・ゴッホは、燃えあがるような情熱を感じさせる個性的な筆致で今も世界中の人々を魅了してやまない天才画家。だが、生前はたった1枚の絵しか売れなかった。好色家、狂人、天才、怠け者、探求者……さまざまなレッテルを貼られたゴッホの人生は今では彼が書き遺した手紙の中から解明され、神格化されている。フィンセント・ファン・ゴッホの人生はこれまでにも映画で描かれてきた。
映画『ゴッホ 最期の手紙』は、フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎を、全編油絵風のアニメーションで描き、解き明かしていく異色のサスペンスドラマ。郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンは、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟テオに宛てた手紙を託される。テオに手紙を渡すためパリへと向かったアルマンは、その過程でなぜゴッホは自殺したのか、その疑問が募っていくが……。俳優が演じた実写映像をもとに約6万5000枚におよぶ油絵が描かれ、アニメーション化するという手法で作られた。
映画『ゴッホ 最期の手紙』は、11月3日(金・祝)から京阪神をはじめ関西の映画館で公開。
まず驚かされるのが、俳優が演じた実写映像をもとに、ほぼ油絵(一部は水彩画)によるペインティング・アニメーション。かなりの工数がかかったことが予想されるが、制作現場では、世界各国からの公募オーディションで選ばれた総勢125名のペインティング・アーティストによって約6万5000枚もの油絵が描かれた。このアイデアを実現されたことこそ脅威だ。通常のアニメーションでは、画像の強弱等を作るために画像の荒さ等が気になるが、油絵のアニメーションを見せられると、全てが不可欠の芸術にしか見えず、その凄さを思い知る。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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