宝塚シネ・ピピアで2016年珠玉の秀作映画11本を特集上映
宝塚市・売布の宝塚シネ・ピピアで「2016秀作映画特集」が2月11日(土)より開催されている。
宝塚シネ・ピピアは、1999年に兵庫県宝塚市に開館。阪神・淡路大震災復興計画の一環として、宝塚市民の要望で誕生した公設民営型の映画館。人気作や懐かしの名画などを数多く上映し、市民から地元密着型シアターとして存在している。例年、年明けには秀作映画特集を実施している。昨年に上映された作品の中から人気の高かった映画などを選んで、一挙に再上映しており、映画賞を受賞した人気作から、話題を呼んだ作品などがこの機会に再鑑賞できる。
今回は2016年に上映された映画の中から、11作品を選抜。各作品を1週間から2週間にかけて上映する。今回の上映作品は以下の通り。
『ハドソン川の奇跡』
『湯を沸かすほどの熱い愛』
『ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ』
『風の波紋』
『オーバー・フェンス』
『山河ノスタルジア』
『ティエリー・トグルドーの憂鬱』
『葛城事件』
『アスファルト』
『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』
『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』
「2016秀作映画特集」は2月11日(土)から3月10日(日)までの開催。一般1,700円学生1,400円高・中・小・会員1,000円シニア割1,100円([最終回割引]最終回一般・学生1,300円有り)、またお得な回数券として一般3回券3,600円シニア3回券3,000円会員3回券2,700円も発売されている。
なお、2月20日(月)17時05分からの『風の波紋』上映後には編集を担当された秦岳志さんによるトークショーが予定されている。
私自身は11本全てを昨年鑑賞しているが、ここまでジャンル幅広く上映する特集上映もそんなにないのではないかと感じる。この感動作を観よ、とシネ・ピピアが訴えている気持ちが十分に伝わってくるのだが、その中に感動作ではなく、衝撃作と呼ばれる作品が含まれているのがおもしろい。人間ドラマだけでなくサスペンスも混ぜられているのが、観客を飽きさせないポイントを抑えたラインナップだ。どの作品にもお薦めしたいシーン等があるので、もし見逃していた作品や気になっていた作品があれば、足を運んでみることをお薦めしておきたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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