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「桃太郎」ゆかりの地・岡山が舞台のハートフルストーリー『桃とキジ』大阪上映初日舞台挨拶開催!

2018年2月3日

岡山県を舞台に桃太郎の物語や伝説をモチーフにした作品を制作する「桃太郎シリーズ」の第1弾『桃とキジ』が2月3日(土)より大阪・十三の第七藝術劇場で1週間限定公開。公開初日には、上映後に喜多一郎監督を迎えて舞台挨拶が開催された。

 

映画『桃とキジ』は、桃太郎ゆかりの岡山県を舞台に、桃太郎の物語や伝説をモチーフに描いたハートウォーミングストーリー。幼い頃にお遊戯会で桃太郎を演じたことをきっかけに女優を志すようになった主人公の女性が、久しぶりの帰郷で家族や地元の友人との絆を見つめ直していく姿を描く。保育園のお遊戯会で同級生の男の子を従えて桃太郎を演じ上げた小島桃は、やがて演劇に目覚め、女優を志して18歳で上京する。しかし厳しい世界でなかなか芽が出ず、応援してくれていた父も他界してしまう。26歳になった桃は、実家の母がひとりで切り盛りしていた帽子店をたたむことを考えていると知り、慌てて実家に戻る。そこで桃は、保育園のお遊戯会でキジ、サル、イヌを演じた幼なじみの男たちと再会するが……

 

上映後、喜多一郎監督が登壇。挨拶と共に、お客さんの中に岡山から来ている方がいることに気づき、感謝の気持ちを表す。

 

今作について、喜多監督は岡山を舞台にした映画の制作依頼を受け、一生懸命考えて作った映画であることを説明。本作のプロデューサーから、岡山が舞台、おかやま桃太郎まつりで踊られる『うらじゃ』を取り入れる、桃野太郎物語をモチーフにする、3つのミッションが与えられたことを明かした。依頼を受けた喜多監督は「東京生まれ東京育ちの私は岡山に縁もなく、最初はどうしようか」と困惑。だが、映画の題材を探しに岡山に訪れ「本当に素晴らしいスポットが沢山あった。ここなら良い映画が作れるな」と感じ本作を制作。大阪での上映にあたり「大阪の方にもこの映画を通じて岡山の素晴らしいところを魅力的に感じ、岡山に行ってみたいなと思って頂けたら嬉しい」と願っている。

 

喜多一郎監督にとって、第七藝術劇場は所縁のある映画館。監督した作品のうち、前作『Bad Moon Rising』の上映や『ヨコハマ物語』での舞台挨拶の経験があり「今回の上映も嬉しく、舞台挨拶に参りました」と喜んだ。ここで、マスコットキャラクターの桃太郎くんが登場し、フォトセッションも賑わった。

 

最後に、喜多監督は、岡山について「去年の春頃から岡山に縁を持ち何度も行き来した。様々な岡山に触れてきたが、素晴らしく良いところ。食べ物は美味しいく、過ごしやすい気候がある。今は様々な映画の撮影が行われているが、映画の撮影にはピッタリ」だと評し、本作の撮影後に業界関係者に聞かれた際には太鼓判を押している。「桃太郎シリーズ」は今後も様々な形式でシリーズ化されていく予定があり「映画を観て岡山を気に入った方はぜひ訪れて、岡山や映画を応援して下さい」とお願いし、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『桃とキジ』は、大阪・十三の第七藝術劇場で2月3日(土)から2月9日(金)までの1週間限定公開。連日14時からの上映。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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