Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

くじで作られた三本の映画『映画のロシアンルーレット』!シアターセブンで1週間限定上映!

2017年10月28日

10月28日(土)より大阪・十三のシアターセブンで、くじで作られた三本の映画オムニバス作品『映画のロシアンルーレット』を上映。公開初日から舞台挨拶も開催された。

 

映画のロシアンルーレット』は、くじで作られた三本の映画オムニバス作品。52種類の美徳のカードから引き当てた一つのカードにフォーカスして映画を制作する企画「KINEMICAL VIRTUES」と、くじで選ばれた主役の映画を作る企画KINEMIC劇場」よる2つの企画によって構成。

 

まず最初の一本は『感謝』。失職した慎也は、職を探さないといけないはずなのに、家でだらだらして、一緒に暮らす妹にも呆れられる。転職エージェントにも出向いてみるが、一向に自分が定まらず、失態を晒す。そんな中、ある小さな行動が人生を変え始める……

 

『感謝』からは主演の篠崎雅美さんと川口新五さん、西海敬介監督が登壇。篠崎さんは「人物像が大切だったので、役作りに苦労した。脚本を読んで想像するが、本読みをすると監督から『ちょっと違う。こうした方がよい』と何回も指摘された」と振り返る。篠崎さんの想像の域を超え驚きの連続だったが、結果として「皆で話し合いをしながら撮影していた。この役は自分で演じたというよりも、皆さんで作り上げた役だった」と思っている。川口さんは撮影に入ると「周りの方が達者な方で、良い意味で萎縮させてくれた。演技した感覚ではない」と告白。監督の姿をモデルにしたが、役作りは「監督と演出をつけることは苦手だが、キャラクターを一言で説明しようとはせず、絶妙な演技が効いた」と結果に満足している。

 

2本目は『再生カメラ』。映画監督である笠部は娘を生き返らせるために再生カメラを使って映画を作ろうとする。 しかしそのためには、様々な条件を乗り越えないといけなかった。 そして最後に笠部がたどり着いた真実は…

 

『再生カメラ』からは、出演の浦山陽子さん、照明・撮影の山中五月さん、吉田勝二監督が登壇。吉田監督は、二人に感謝を述べながら、脚本づくりについて「1年ぐらい浦山さんと一緒に脚本づくりを行った。浦山さんから脚本のアドバイスがあったので、作り上げられた」と思い返す。これをうけ、普段は脚本家や脚本アドバイザーをやっている浦山さんは「役者はほとんどやっていなかったが、監督からは魔女をやって下さいと言われた」と明かす。ハロインで見かけそうな魔女メイクを考えていたが「そのままで隣にそうな魔女が欲しいです」と言われ、作品に参加すると、吉田監督が編集を重ね護り人役になった。なお、現場では吉田監督がリハーサルを行わず、浦山さんにとっては「自分で物語に合った台詞を考えることは大変だった」と感じているが、今では良き思い出になっている。現場での山中さんは「少人数でやっていたので、作品撮影だけでなく、照明とスチール写真の撮影も行行い、基本的に必ずいるメンバーとして組み込まれてスタッフをしていた」と明かす。自主映画は吉田監督作品から関わり、その後、衣笠監督や西海監督の作品にも携わり、映画の仕事を請け負えるようになったことから、現在は大いに感謝している。

 

最後は『クラブのジャック ~やすらぎの銃弾』。殺し屋クラブのジャックこと黒場道影は妻を壊したスペードのジャックこと辻明を追う。クラブの2は囁く「闇のカード達は4つのスート。エースが強くて2は弱い」。これは”復讐”と”やすらぎ”についての物語…

 

『クラブのジャック ~やすらぎの銃弾』は、出演の舛本 昌幸さんと衣笠 竜屯監督が登壇。衣笠監督は、本作の上映先ががなかなか見つからなかったが「私の中で一番好きな作品、作っていて楽しかった」と思いを語る。これまで映画祭に持ち込み続け6回目の上映となった今回について「本当に様々な方に観て頂きたかった。自分の中でも一番手応えがあったので、想いが強すぎた」と言いながらも、嬉しさを表現する。舛本さんは「観る度に、死ぬかと思ったことを思い出す。真冬の夜に水に浸けていたので、感覚がなくなって凍傷になるんじゃないか」と未だに残っている記憶を顧みる。脚本も手掛けた衣笠監督は「自分でシナリオを書くことは少ないが、この作品だけは自分でシナリオを書いた。主人公のキャラクターも自分で書いたが、演じていただいた白澤康宏さんの役者冥利に尽きる」と絶賛した。

 

映画のロシアンルーレット』は、10月28日(土)から11月3日(金)まで大阪・十三のシアターセブンで公開。19:30~の上映にて、一般1,500円専門・大学生1,200円シニア1,100円中学生・高校生1,000円小学生以下700円シアターセブン会員1,000円となっている。なお、上映後は連日、出演者や関係者による 舞台挨拶を開催。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する
映画好き。映画ライター講座を受講し
関西の映画情報サイトを中心に執筆