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目が見えず耳が聞こえない盲ろうの人々の姿を追ったドキュメンタリー『もうろうをいきる』!第七藝術劇場で公開!

2017年10月13日

(C)2017 Siglo

 

目と耳に障害がある盲ろう者と、彼らを支える人々の日常を追ったドキュメンタリー『もうろうをいきる』が大阪・十三の第七藝術劇場で10月14日(土)より公開される。

 

盲ろう者とは、目(視覚)と耳(聴覚)の両方に障害を併せもつ人のことをいう。「光」と「音」が失われた状態で生活しているため、独力でコミュニケーションや情報入手、移動ができない、あるいは極めて困難な状態に置かれている。盲ろう者と一口に言っても、その障害の状態や程度、ひとりひとり盲ろうになるまでの経緯も様々。盲ろう者のコミュニケーション方法は、障害の状態や、盲ろうになるまでの経緯により異なり、使用する感覚「触る」「見る」「聴く」によって大まかに分けられる。盲ろうの人たちは、指で触れあうことで世界とつながっていることを本作は伝えている。

 

映画『もうろうをいきる』は、目が見えず耳も聞こえない盲ろう者たちの日常を追ったドキュメンタリー。新潟県佐渡島でひとり暮らしを送る女性、宮城県石巻市で震災と津波の被害に遭いながらも地域で生きることを選んだ男性、柔道を続けながら結婚するため自立を願う広島の若い男性、盲ろう者として世界で初めて常勤の大学教員となった東京大学先端科学技術研究センターの福島智教授など、日本中のさまざまな地域で暮らす盲ろうの人たちに密着。盲ろう者自身についてや、盲ろう者と周囲の人たちとの関係性が描かれる…

 

映画『もうろうをいきる』は、10月14日(土)から大阪・十三の第七藝術劇場で公開。10月15日(日)には、西原孝至監督と出演の川空礼将さんによるトークショーを開催する。なお、神戸・元町の元町映画館での順次公開を予定している。

作中に監督が取材した各々の盲ろう者のエピソードは10分前後にまとめられ、テンポ良く観られる構成に仕上げられている。どの盲ろう者の方々も活き活きした姿をカメラは捉えている。暗闇の中で生きていくなかで射し込んできた光によって明るく生きられるようになったことが伝わってくる方々の声が伝わってくる。

目が見えず耳も聞こえなくとも人は生きていける。支える人がいるからこそ、盲ろう者は明るくなり、社会と交わっていく。東日本大震災で被災した方や相模原市で起きた忌々しい事件についても取り上げながら、社会に対峙しながらも生きていく姿が捉えている印象深い作品に仕上げられている。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する
映画好き。映画ライター講座を受講し
関西の映画情報サイトを中心に執筆