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女子高生と認知症の老人との交流描く青春ドラマ『ハローグッバイ』京阪神で公開!

2017年9月11日

(c) 2016 Sony Music Artists Inc.

 

それぞれ心に問題を抱える2人の女子高生が、認知症の老人との交流を通して成長していく姿を描く青春ドラマ作品『ハローグッバイ』が京阪神の劇場で9月16日(土)より公開される。

 

本作は、初監督作品『ディアーディアー』が第39回モントリオール世界映画祭に正式出品され華々しいデビューを飾った菊地健雄監督による第2作目の作品。今作では、思春期の少女たちの繊細な心模様を透明感溢れる世界観で捉え、第29回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に正式出品された。

 

映画『ハローグッバイ』は、同じクラスでも全く交わることのないタイプの異なる2人の女子高生が、ひとりのおばあさんとの出会いをきっかけに交流を持ち、ぶつかり合いながらも次第に認め合っていく姿を描いた青春映画。クラスの中で目立つ存在だが、元彼との間に子どもができてしまったのではないかと悩むはづきと、「委員長」と呼ばれる優等生だが、仕事で忙しい両親のために孤独を抱え、その寂しさを紛らわすために万引きに走っていた葵。2人は、ある認知症のおばあさんと知り合い、初恋の人にラブレターを渡したいというおばあさんのため、一緒に初恋の相手を探すことになる…

 

映画『ハローグッバイ』は、9月16日(土)から大阪・十三の第七藝術劇場、京都・東寺の京都みなみ会館、神戸・元町の元町映画館で公開。なお、9月16日(土)はヒロインの萩原みのりさん、9月17日(日)から9月18日(月)にかけて菊地健雄監督の舞台挨拶が各映画館で開催される。

SNSやメッセージングツールとの関係性を描いた点がまず印象的に残った。友人との日常的なやり取りをしたり近況を確認したりするには便利なツールであるが、それらを本当に煩わしく感じている若者はいないだろうかと感じることがある。絶えず鳴り続けるアラートに縛られることは出来れば避けたい。便利な時代になったことで余計なものに追われてしまいかねない。そんなデジタルツールと対照的に用いられているのが手紙というアナログツールである。手紙という形あるものを受け取り読むことで、記憶に残すと共にいつでも記憶を呼び覚ますものへと進化する。

もたいまさこ演じるおばあちゃんは認知症を患っており、手紙によって昔の記憶はしっかりと残っている。現在の記憶がどこまで残っているかは定かではないが、その表情を読み取りながら、女子高生らとの思い出がどこかに微かでも残っていることを願いたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する
映画好き。映画ライター講座を受講し
関西の映画情報サイトを中心に執筆