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『ポエトリーエンジェル』大阪・神戸で公開!岡山天音さん 飯塚俊光監督迎えトークショー開催!

2017年5月28日

田辺・弁慶映画祭第10回記念映画製作プロジェクトとして作られた映画『ポエトリーエンジェル』が5月27日(土)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と兵庫・神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランドで公開中。公開2日目の5月28日(日)には主演の岡山天音さんと飯塚俊光監督を迎えトークショーが開催された。

映画『ポエトリーエンジェル』は、リングの上で自作の詩を朗読し、どちらの言葉が聞き手の心に届くかを判定して勝敗を決める「詩のボクシング」を通し、成長していく人々の姿を描いた青春エンタテインメント。高校卒業後、実家の梅農家で働く玉置勤には妄想癖があり、自分の妄想を発揮できる場所を探し求めていた。ある時、声と言葉のスポーツである「詩のボクシング」の存在を知り、興味を抱いた玉置は、「詩のボクシング教室」に通うようになる。教室にはラッパーや暗そうな女性、年金暮らしの老人などクセのある面々が集まっていたが、そこへ、ある悩みを抱えたひとりの女子高生が加わり……

上映後、岡山天音さんと飯塚俊光監督が登壇。岡山さんは「この作品は昨年の夏に和歌山県で撮影しました。本当に思い入れのある大事な作品で、今日こうやって大阪の皆さんに観て頂けて本当に嬉しく思います」と感謝。飯塚監督は「昨年、熱い中で皆必死に撮って出来上がった作品は凄く爽やかな作品になったと思っていますので、今日はその裏話を少しでも多く話せていければ」と感謝を述べた。

本作は和歌山県田辺市で撮影された。飯塚監督は「実際のロケと撮影は、田辺市と栃木県足利市で半分ずつ撮っている。外の風景は田辺市で、教室や体育館は足利市で撮っている」と明かす。岡山さんは「田辺市では4日間かけて撮り、家族とのシーンなどが楽しかった」と話す。逆に、飯塚監督は「お弁当が食べられなくなるほど、大変だった」と漏らす。梅農家での撮影に関し、飯塚監督は「梅は天日干しを行う時期に合わせタイミングが良かったが、これ以上やってしまうと商品にならないという制約の中で撮影した」という。これを受け、岡山さんは「梅干しをつくる詳細な過程は知らなかったので、梅農家に伺ってお話を聞いた」という。さらに、草刈の練習まで行い、その様子を見た飯塚監督は「練習していくと天音君は上手くて、最後は、農家の方から”あっちもやって”とお願いされる程だった」と振り返る。岡山さん自身は「草刈は意外と難しい。刈ることはできても綺麗にそろえて刈るのが難しい。没頭してやっていたら、気付いた時には全部刈っていた」と思い出す。

本作は、弁慶の出身地である和歌山県田辺市で開催されている田辺・弁慶映画祭の10周年記念企画から製作された。飯塚監督は、長編企画の募集に対し、企画書とプロットを以て応募。見事選ばれたことについて、飯塚監督は「今まで自主映画をやっていた時に、賞をもらったりスカラシップを受けたりしていた。期待して待っていると落ちることが多く、なるべく出した後は考えないようにしていた」と話す。実際に選ばれた際には「”やったぁ”というよりは、”あ、はい、僕でいいんですか”みたいな気持ちだった。徐々にキャスティングが膨らんでいって、撮れるんだという実感が湧いてきた」と選考当時の嬉しさを表現する。

映画では主役を務めることを受け、岡山さんは「台本を読んで、自分に近いと思い役に入り込めた」と話す。岡山さんは飯塚監督の作品『チキンズダイナマイト』に出演していた。飯塚監督は「自分自身を投影できる存在だったので、今回の作品が決まった時も、岡山さんにしようと決めていた」と述べる。ヒロインの武田玲奈さんの場合は「『チキンズダイナマイト』のオーディションで観て評価していた。グラビアアイドルとして表紙に次々に登場するなかで、僕が評価していたのは、彼女の芯の強い部分。それを前面に押し出す作品に出演してもらいたい」と飯塚監督は考えていた中で、今作は岡山さんと武田さんにお願いした。

本作で実際に行われる「詩のボクシング」について、岡山さんは「台本が頂くまで知らなかった。YouTubeで検索して動画を見るところから始まった」と明かす。飯塚監督は「映画に出てくるような学校の行事として全校生徒が詩のボクシングを取り組んでいるところがある。皆がコンプレックスを言いながら、生徒のためになるということでやっている」と説明した。本作に登場する詩について、飯塚監督は「ベースは僕が全部書いている。役者さんに渡して、言いにくいことや納得がいかない箇所は直していい」と託していた。岡山さん自身は今まで詩を創ったことも読んだこともなかったが、飯塚監督は「書いています、と云えばイメージ通り」と漏らす。

最後に、岡山さんから「とっても大好きな『』という作品を携えて、大阪で舞台挨拶ができたことが本当に嬉しい。この映画はたくさんの人に見てもらうべき映画だと僕は思っています」と伝えた。飯塚監督は「本当に僕自身も自分の中で好きな作品。老若男女幅広い方が観ても楽しんでいただける作品になったんじゃないかと思っています」と述べ「人気が出て来たら今度は、岡山さんと武田さんと僕で来たい」と伝え、本作品への応援をお願いしながらトークショーは締め括られた。

映画『ポエトリーエンジェル』は、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と兵庫・神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランドで5月27日(土)より公開中。なお、京都・東寺の京都みなみ会館でも順次公開を予定している。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する
映画好き。映画ライター講座を受講し
関西の映画情報サイトを中心に執筆