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見えないものをみる力 第四回3.11映画祭in関西 開催

2017年3月10日

東京を中心に全国で開催される「第四回3.11映画祭」が関西の映画館を中心にサテライト会場として現在開催されている。

3.11映画祭」は、全国の有志の自主上映会をつなぎ、社会へのアクションとする活動として、2014年より開催されてきた。個人や団体、企業の様々な層の人たちが自分たちのできる手段で参加している。映画を通じ、意識や問いを共有し、身近な人たちと話すキッカケをつくることを目的にしている。毎年3月11日前後に、東京のアーツ千代田 3331をメイン会場に全国のサテライト会場で同時期開催している。

関西でも、3月11日を中心にして各劇場で「3.11」関連作品を上映する。

元町映画館では市民社会フォーラムが主催し『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』『ショック・ドクトリン』『南京 引き裂かれた記憶』『外泊』『横浜事件を生きて』『横浜事件の問い』を上映する。キーワードは、「参事便乗資本主義」「社会正義」「記憶の忘却」「運動」「共謀罪」。
「惨事便乗資本主義」 を告発する『ショック・ドクトリン』、「社会正義」のために医薬品独占の問題を問う『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』、「記憶の忘却」に抗う『南京 引き裂かれた記憶』、生活のために「運動」に立ち上がる人々を描いた『外泊』、オリンピックによる復興にかこつけて制定されようとする「共謀罪」の危険性を過去の事件から知る『横浜事件を生きて』『横浜事件の問い』のラインナップとなっている。

シアターセブンでは『ハルを探して』を上映する。震災後の福島を舞台に、ひと夏の経験を通して少年少女たちの「成長」という普遍的なテーマを描く「ハルを探して」。イケてない中学生男子3人と一番可愛い女子が織りなす4人の旅は、ほろ苦くそしてどこかおかしな珍道中。

塚口サンサン劇場では『その街のこども 劇場版』を上映。子どもの頃に阪神・淡路大震災を経験した男女が、神戸で偶然知り合い、震災当日から15年後の朝を共に迎える姿を描く。

シネ・ヌーヴォXでは『太陽の蓋』を上映。東日本大震災に伴う福島第一原発事故の発生から5日間に渡る首相官邸や市民の姿を、1人の新聞記者の視点で再現したドラマ。2011年3月11日、震災によって福島第一原発は全電源を喪失。打つ手のないまま、事態は刻々と悪化の一途を辿る。当時、事故に対応した内閣閣僚はすべて実名で登場。

豊岡劇場では『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』を上映。石灰石鉱山や炭鉱、密集したビルの隙間を流れる川や都市の地下空間を写した写真など、自然と人間の関係を緻密に構成した作品をつくる写真家・畠山直哉。東日本大震災で岩手県・陸前高田市の実家が流され、母を亡くした。それから頻繁に故郷に戻り、変貌する風景を撮影し続けている。畠山のこれまでの仕事に加え、写真家がどう震災と向き合って来たか?その2年間を総括的に追ったドキュメンタリー。

第四回3.11映画祭」は関西の映画館を中心に現在開催中。各作品の上映日時や料金等詳細は各映画館に確認を。

 

 

 

 

3.11映画祭」が開催されてきたことは知っていたが、このように関西の各映画館が揃って取り組んでいることは興味深い。新作映画のロードショー公開だけでなく自主映画上映会として開催されているのも注目しておきたい。各上映会の開催規模は小さくとも、「3.11」をキーワードにして全国的にまとまって開催するイベントがあること自体を喜びたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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