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『狂い咲きサンダーロード』最高画質リマスター版完全復活上映初日トークショー開催

2016年12月19日

伝説の爆走映画『』の最高画質リマスター版完全復活上映が12月17日(土)よりシネマート心斎橋で開始された。上映初日には、石井岳龍監督と当時はプロデューサーだった秋田光彦住職を迎えてのトークショーが行われた。

今回、本編撮影当時の16ミリフィルムのネガが再発見されたことから、修復作業のプロジェクトが始動。クラウドファンディングを活用し、フィルムの修復からブルーレイ化の作業にかかわる費用と、デジタル対応させて劇場上映する費用、さらに全国へ拡大上映する費用、合計600万円の資金協力を募った。結果として、670万円超が今回のプロジェクトに活用され、Blu-ray Disc化と映画館での上映となった。

トークショー開始時には、シネマート心斎橋スタッフによる来場者への煽りで盛り上がるなか、石井監督と秋田さんが登場。まずは、今回のプロジェクトについて「オリジナルネガが見つかった事とネガの状態が良くBlue-ray Disc化にも最適だった事がきっかけだった」と石井監督は述べる。とはいえ、Blue-ray Disc化の試算をすると高額になることがわかり「どうしようかと思っていたところ、クラウドファンディングの手法を聞いて実施した」とのこと。「たくさんの出資を頂き、Blue-ray Discのリリースだけでなく、映画館でのDCP上映にまで至り、戸惑うほど予想外の出来事だ」と石井監督は話す。

撮影時のエピソードを聞いてみると、プロデューサーの秋田さんが当時の出来事をたっぷりと語った。「学生映画の脚本担当の一人として最初は関わった。撮影に脚本の用意が追い付かない中で、自宅にあったミニコミ誌向けの印刷機を使って手書きの原稿をたくさん刷った」と当時の苦労を秋田さんは話す。当時、若手の役者として筆頭になりつつあった小林稔侍さんに出演依頼をするために伺った時は「手書きの脚本をジッと見つめた後に、『よろしくお願いします』と言われたのはビックリした」と振り返る。また、当時はゲリラ撮影をしており「映画冒頭に登場する廃工場を借りるのは大変なことで、管財人弁護士に交渉に伺った際には、『若者の心象風景を描いた作品』と説明して許可を頂いた」と当時のことを秋田さんは語る。

本作について、秋田さんは「石井監督の作品対する情熱に出演者やスタッフの皆が応えたいという思いがあったからこそ完成した作品」だと述べる。石井監督は「全員ノーギャラで参加してくれたのに、画面に熱気があふれていた。当時は狂気だったとしか思えないが、現在はエンターテインメントとして楽しんでもらえる」と作品について話す。

トークショーの最後に、秋田さんは「製作中は、恐れすら感じる現場の高まりがあった中で、映画として作品を残していくことに石井監督が先頭に立って取り組んでいることについてリスペクトしている」と述べた。石井監督は「映画館が存在してお客さんに来て頂いて、このような作品を観てくれることは、おもしろいことだと思います」と伝えながら、来場者に感謝を述べ、トークショーは締め括られた。

『狂い咲きサンダーロード』最高画質リマスター版完全復活上映はシネマート心斎橋で、12月17日(土)から12月23日(金)までレイトショー上映される。

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